2012年4月19日木曜日

natsumichi展を見に行く

natsumichiの仕事の紹介を兼ねて、皆さんに今回のnatsumichi展の様子をご紹介いたしましょう。










右の板壁に、案内が貼ってあります。小さな手提げやトートバッグが中に並んでいる覗き窓の横に入口のドア。
閉まっています(ちょっと開けにくい雰囲気です)。




ドアを押して中に入ると、さっそくnatsumichiのタペストリー「ひだまり」が。中に入って全体を見ると、こんな具合!2階に続く階段脇の柱にもコースターがピンで留められています(小さな抽象画!)。
階段横の吹き抜けの板壁にもタペストリーが3点。
下から順に、「風の音」・「木立ち」・「ののじ」。



2階に上り付くと、踊り場に1点のタペストリー「鳥と葉」、その横に4点のマガジンバッグ。手前の衝立にはタペストリー、「林をすぎて」・「ぼうし」の2点。2階の中央に立って後ろを見ると、こんな具合です。2階正面左隅の椅子に掛けられた、タペストリー「たゆたう」。その後ろに、タペストリー「光は音に」。






トートバッグはこんな風に窓辺や棚に。

ベランダに通ずる窓辺に、タペストリーの大作「山と雲」。


道路側の小壁を見上げると、型染め布を張り込んだ2点のパネル。窓辺には、タペストリー「森」。他に小物は、がま口やペンケース、ブックカバー、ランチョンマット、ティーマット、コースター等。

百子の花日記 163



natsumichi展で花を生けました。

ハウチワカエデ

白山吹

2012年4月15日日曜日

natsumichiお話し会








よく晴れた今日・15日。12時から十数人の人達でまず「あまねや弁当」を食した後、natsumichiの御二人に、女子美の工芸で染色を選んだ理由や「型染め」の技法についての説明、更に二人でnatsumichiを始めたいきさつ等々のお話しを御茶の時間をはさんで約2時間、型染めに使う刷毛や型紙等も見せて頂きながら、愉しくお話しを伺う事が出来ました。昨年に引き続き、「あまねや弁当」はYさんTさんが担当。季節の素材をたっぷり使った美味しい弁当でした。

第1回 natsumichi 展始まる 又は 第2回 河村典子ヴァイオリンひとり無事終了






本日、natsumichi展が何とか無事に滑り出しました。準備が万全に出来ていない11時に、魚市場帰りのYさんが入って来られて少し慌てましたが、マガジンバッグをお買い上げ頂き胸をなで下ろしました。
夕方には、natsumichiの御二人に加え、河村さんも到着。演奏会が始まるまでの間、河村さんは2階で早速音出しです。直前のキャンセルもあって、一昨日までは参加者が5人だけと厳しい人数でしたが、今日になって少し申し込みもあり、結局私どもも含め15人程の参加者でした。パルティータの2番が奏された後、難曲の3番のソナタが演奏されました。終了後の交流会も大賑わいでした。

2012年4月14日土曜日

natsumichi展準備完了 !








4月14日が初日の「第1回 natsumichi展」の準備が終わりました。11日に作品が送られて来、撮影用として送って貰っていた物とあわせて3個、ゆっくりと準備を始めました。当店催事で比較的多い焼物を並べる時は、その形や色を手掛りにして、前後左右の上手い納まりを見つける事は比較的容易です。それに比べると、今回の型染め布は形の変化よりも色と模様の多様性に特徴があって、これまでの方法論が通用しない手強いものでした。出来る処から少しづつ始めながら展示空間を埋めて行き、最難関だった「山と雲」を納める場所が見つかって、あとは一気呵成でした。明日、natsumichiの御二人は夕方来店の予定です。明後日のお話し会も、人数に余裕があります。お申し込みをお待ちしています。

2012年4月8日日曜日

12年ぶりに始めた事






思い立って、先週の水曜日から店の表の板壁や中庭の木製格子そして2階ベランダの板壁までを、せっせと塗り直しています。前回2000年の作業時は、店の工事をやってくれた大工のHさんが組み上げてくれた丸太の足場のお蔭で、何とか最後まで無事にやり遂せたものの、はて今回はどうなるやら。計画では、昨年ベランダと奥の内庭の木格子の修理をやってくれた大工のKさんが、7mのハシゴと足場板を貸してくれる事になっていて、人の手がある時に2階を塗る予定なのです。ただ、前回の塗り直しで悔いが残るのは、取り扱いの容易さから材料に水性ペンキを使った事。塗って3年目位からあちこちの板壁の見え方がみっともなくなり、すぐにでも塗り替えたかったのですが、そのまま何と12年。さすがにここ数年、黒いはずの板壁が白茶気て来て、あまりにみっともないのと、自分自身からだを動かすのが億劫になって来た事を自覚させられる事が多々あり、「えいやッ!」と始めた訳です。

さて、くたびれましたが作業は順調に進み、“シャッターの塗り替え”まで来た処でつまずきました。買い置きの塗料の色、ペンキを塗る際の下地・赤さび色、がなんだか美しくないのです。前回、シャッターも板壁同様水性ペンキで塗り、その板壁の黒とシャッターの赤さび色の組み合わせが何とも言えず綺麗で、この建物は“福岡一”美しいと秘かに、(でも実は自信を持って)思い続けて来た根拠の一つが、このシャッターと板壁の色の組み合わせ(黒と赤さび色)なのです。1階と2階の板壁の色の違いが、写真で皆さんに御判り頂けるでしょうか?さて今日、店に行く前にホームセンターに寄って、塗料売り場を覗きましたが、思う様なものがありません。このままだと、natsumichi展開始までに1階の作業を終わらせるのは難しそうです。残念!

2012年4月4日水曜日

第1回 natsumichi 展のお知らせ
または第2回 河村典子ヴァイオリンひとり演奏会のお知らせ




来る4月14日から、染色家・大木夏子、北澤道子二人のユニットであるnatsumichi展が始まります。二人は共に三十代後半で、これまでに当店で個展をお願いして来た染色家の皆さんから、およそ二世代若い作り手です。出会いは、昨年6月後半から7月に掛けて行なわれた「国展・福岡展」会場で、natsumichiの御一人・大木夏子さんの型染め布の作品(今回のnatsumichi展DMで、背後に掛けられた布がそれです)を“発見”した事です。ただ、作者の名前を手元に控えておらず、当店のお客様の一人で女子美出身のKさんに、染め布の模様と印象をお伝えしたところ、「おそらく大木さんではないか」と、連絡先のnatsumichiのホームページ、http://www.natsumichi.com/、を教えて下さり、数度のメールのやり取りを経て開催が決まったものです。さて、個展には型染め布を加工した大小の手提げバッグやブックカバー、またガマ口や小物入れ、そしてタペストリー等がにぎにぎしく並ぶ予定です。初日の午後8時頃からオープニングパーティーを、翌15日・日曜日の12時からは昼食と三時のおやつをはさんで、natsumichiの御二人に「型染め布の仕事」についてお話を聞く予定です。詳細は、あまねや工藝店(092-526-0662)までお問い合わせ下さい。

さて、natsumichi 展初日の夕刻午後6時30分から、2回目の「河村典子ヴァイオリンひとり」の演奏会を当店2階でとり行ないます。(前日13日には、八女でも同じ演奏会を行ないます。お問い合わせは、朝日屋酒店0943-23-0924まで)昨年10月末の「鈴木照雄作陶展」の初日に開催された1回目に引き続き、J・S・バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ連続演奏会3回のうちの2回目で、ソナタ・パルティータともそれぞれ2番を聴いて頂く事になっています。2番のパルティータの終曲で、有名な“シャコンヌ”が奏されます。なお御申し込みはあまねや工藝店まで。演奏会は2000円、演奏会終了後の交流会参加費は1000円です。また、河村典子さんに付いては、2010年11月7日付の「あまねや通信」をご覧下さい。