明日26日(金曜日)、所用のため「あまねや工藝店」は臨時休業いたします。土曜日、日曜日は13時から19時まで、通常通り営業致しております。
来たる6月14日(水曜日)から、齋藤悠紀さんのペンと鉛筆によるドローイングと銅版画の個展を開催いたします。5月連休明けから23日まで、浦和の柳沢画廊で行われている「同個展」の後を受けて開催するものです。「浦和展」終了後作品が送られて来て、齋藤さんの作品を直に見る事が出来るのが今から楽しみです。それらの作品は、会場が出来次第順次ご紹介していく予定です。以下案内状です。
林竹二の授業「開国」の再映について
林竹二「授業三部作」の内、「ビーバー」「カマラとアマラ」の二作は好評の内に上映を終えることが出来ました。時を置かず三作目の「開国」を上映した方が良いとの主催者側の判断で、来たる6月11日(日)の午後1時からの上映を決定しました。さて、この授業「開国」は1978年2月3日に、先の二作同様、沖縄県那覇市久茂地小学校6年2組の子どもたちを対象に行われたものです。この「開国」の授業にあたっては、これ以前に行われた各地の小学校や兵庫県湊川高校(定時制)などで実施された同名の授業(失敗もあったと林は述べています)から、さらに幾つかの教材研究を行い、中でもGeorge・H・Kerrの : OKINAWA-THE HISTORY OF AN ISLAND PEOPLE 1958, ほか数冊の書籍から受けた衝撃が、この授業の根本動機をなしていた、と自著 林竹二著作集5「開国をめぐって」の中で林は書いています。 江戸末期に起きた「開国」という出来事が、その当時の「日本」にとってどんな意味を持つものであったのか、これを思いがけない「切り口」から話を始め、授業に登場する歴史的な人物も林と子供達との対話を通して、生々と動き始めて一気に105分が過ぎて行きます。’18年5月以来5年ぶりの再映です。是非ご覧下さい。
日時 ’23年6月11日(日) 午後1時〜4時30分
場所 あまねや工藝店 2階 定員 20人
参加費 2000円(事前予約をお願いします)
申込 あまねや工藝店 092-526-0662 子どもの本や 092-552-1651
Email : amaneya○(○>@)gmail.com
連休中の「あまねや工藝店」の開店日についてお知らせします。すでにお知らせしております通り、4月29日は当店2階で、1977年に東京の「グループ現代」が製作したドキュメンタリー映画 林竹二の「授業」上映会の為、店は休みます。5月1日(月)2日(火)は休まず営業、3日(水)から5日(金)まではお休みを頂戴します。
桜から新緑へと季節が移り、初夏の風と陽が気持ちの良い季節になりました。とは言え、不安の多い日常を抱えながら生きている私達は、こうした風や太陽からの働きかけを通して、そこに無上の励ましと喜びを感じて、何とか毎日を生き続けて行けるのだと思います。 1977年、沖縄県那覇市の久茂地小学校の3年生と5年生の子ども達もまた、当日の授業者である林竹二を前にして、この不安を感じていたに違いない、と当の林竹二が自著の中で書いています。授業を、それぞれ資質も能力も違う子どもの中に眠っている「宝」を掘り起こす作業であり、また「魂の世話」とも言う、林竹二の授業が進むにつれ、この子ども達の心の中に大きな変化が生じ、面立ちが変わっていく様子を4台のカメラと10人程の現場スタッフで記録したのが、今回、皆さんにご紹介するドキュメンタリー映画の「ビーバー」(40分)「アマラとカマラ」(50分)です。このフィルムは「人間とはなにか」を子ども達に問いかけ、林自身も又考えると云う構成の映画で、いずれも東京の「グループ現代」が製作したものです。この度、7年ぶりで皆さんに見て頂く事になりました。今後の日取りは未定ですが、 ’79年撮影の「開国」(105分)、’83年「田中正造 -最後の闘い」(120分)、’84年「教育の根底にあるもの」(180分)を順次ご紹介していく予定です。申込はamaneya○(○を@に)gmail.comまで。早めの事前予約をお願いします。
日時 ’23年4月29日(祝日) 午後1時〜4時(予定)
場所 あまねや工藝店 2階
定員 20人 参加費 2000円
申込 あまねや工藝店 092−526−0662 子どもの本や 092ー552−1651