2021年6月26日土曜日

「吹きガラス二人展」初日の様子


なんとか無事に「吹きガラス二人展」の初日の幕が開きました。数年ぶりのお客様が来て下さったりで、今日も良い一日になりました。 ご覧の様に、百子の花も入りました。どうぞお出掛け下さい。







「西川孝次 村松学 吹きガラス二人展」明日から


 Coffee County 福岡店での「名取敏雄個展」のコロナ禍による開催順延で、今展の準備日と重なり、ここ数日ジタバタしましたが、なんとか初日の幕が開けられそうです。結局、「40年展」と同じく1階メインの棚と正面テーブル、入口左の棚そして右側の覗きに、二人の吹きガラスの仕事を並べる事にしました。「吹きガラス展」では初めての事ですが、やはりきれいに見えます。メイン中央の棚だけは絵画を残しています。どうぞお出かけください。お待ちしております。

2021年6月23日水曜日

「名取敏雄個展」のお知らせ



明日24日(木曜日)から7月20日(火曜日)まで、中央区大宮の Coffee County 福岡店で昨年6月の「芹沢銈介うちわ絵展」に続き、芹沢のお弟子の一人で東京在住の染色家 名取敏雄の個展を開催いたします。出品作は、紙や布の型染め作品のほか、型染めした紙を紙粘土で造形した函に貼り込んだ型染函などで、名取敏雄の多様な型染め作品が、モダンで明るいCoffee County の店内に並んだ様子をご覧下さい。




2021年6月22日火曜日

作り手紹介2 村松学さんの事

「吹きガラス二人展」の作り手紹介の二人目は村松学さんです。 村松さんと縁ができたのは、2006年秋に倉敷民藝館特別展示室で行われた、当店主催の「 ー 山本まつよ収集による ー フィリピンの手仕事展」開催中の一日。どなたかの紹介で、自宅と工房のある福山から50ccのバイクに乗り、自作の仕事を持って倉敷民藝館を訪ねてくれました。その折に何をどう言ったのか憶えていませんが、村松さんの仕事に対する私の率直な感想が、村松さんには、殊の外、厳しいものであったようで、その後頂戴した手紙に「〜(私の感想に)ひどくへこみました。」と書いてありました。それでも、縁が切れる事なく隔年で催事を続け、今年の二人展へとつながっています。

村松さんは、同郷の師匠 舩木倭帆(ふなきしずほ)氏(島根県松江市出身)と同じ道筋(カガミクリスタルで仕事を覚え、後に舩木氏に10年師事)でガラスの世界に入った人です。辛抱強い人のように思います。仕事ぶりは、一旦工房のガラス炉に火を入れると、決まった数を吹き終えるまで炉の火を落とさず、食事以外は工房に泊まり込んで仕事をする、そんな人です。結果、たくさんの数を拭くので、吹きガラスの形が安定するメリットがあります。反面、下手をすると仕事が限りなく「工業製品」の見え方に近づく危険性もあり、今後の課題かもしれません。しかし、未だ積極的に新しい仕事にも挑戦する事が出来る 50代半ばです。良い仕事をして、私達を喜ばせて欲しいものです。

2021年6月21日月曜日

作り手紹介1 西川考次さんの事

26日から始まる催事「吹きガラス二人展」の作り手の一人、西川孝次さんを紹介します。 初めての出会いについては、’09年4月13日の「あまねや通信」に書きました。詳しくはそちらをご覧下さい。

1979年8月、船による私の初めての沖縄行の旅で、西川さんが働いていた「牧港ガラス」を訪ね、その小さな町工場の親方に西川さんを紹介された事。その時、西川さんに作ったばかりの私の名刺を渡していた事。それから15年後の1994年、岩井窯で見たガラスの水差しと大皿の作り手が西川孝次さんであると判り、山本教行さんに紹介して頂いて、帰途、三原の工房をお訪ねし、楽しく話し食べた挙げ句、(いつもの様に)泊めていただいた事。先の名刺が、西川さんの名刺入れの二番目に入っていた事、等々が書かれています。

1953年生まれ。昨年、三原より生家の尾道市瀬戸田に転居。新たな工房で、造船所に勤めた経験を生かして、金型にガラス種を吹き込む仕事(写真左下の三種、上は村松作)や修行した沖縄ガラスの仕事の特徴である再生ガラスなどの諸作を作り続けています。

2021年6月20日日曜日

西川孝次 村松学 吹きガラス二人展のお知らせ

西川考次(にしかわこうじ) 村松学(むらまつがく)、この、いずれも広島県在住二人の吹きガラスの作り手による吹きガラスの諸作を、当店1階会場に並べ見て頂く催事を開催いたします。会期は6月26日(土)から7月11日(日)まで。会期中の月曜日(6月28日と7月5日)はお休みします。どうぞお出かけください。


2021年6月14日月曜日

「あまねや工藝店の40年」展を終えて

 13日の最終日を迎えて、3週間にわたり催してきた創業40周年記念「あまねや工藝店の40年」展を無事に終える事が出来ました。 緊急事態宣言下にも関わらず、合わせて140人近い方々があちこちから足を運んで下さいました。普段は参考品として自宅に置いているものを主に、空っぽの店内に並べて見て頂く事を思い立ち実現した展観でした。催事期間中は、当店1階に並ぶ焼物や漆器またガラスなど工藝領域の品々と版画や絵画を区別せず、同じ棚に並べたのは初めての試みでしたが、うまく納まり安心しました。

この様に、自分の手元にある品々を並べて、皆様にご覧いただく試みは、1995年の福岡書芸院1階「ギャラリー聚」開廊記念で行なって以来26年ぶりです。その時も思いがけずたくさんの物が売れて、嬉しい一方寂しくもあったのです。しかし、今回こうして自分の好きなものを好きでいてくださる方の所にお届けする事が、結局私の仕事だったのだと云う思いを深くしました。期間中ご来店下さった方々、また遠方からわざわざ足をお運び頂いた方、電話でご注文頂いた方々、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

2021年6月11日金曜日

6月11日の「40年展」

今日は、はるばる広島から旧知のSさんが来て下さいました。ご縁は6年前。お話をしてみると、不思議なご縁で繋がっていました。それ以来、何かにつけて当店までお運び下さり、良いお客様でいて下さるありがたい人です。「40年展」も残すところ、2日となりました。皆様のお越しをお待ち申し上げます。

2021年6月10日木曜日

6月9日の「40年展」

5月18日から始めた「40年展」も、最終週に入りました。本当にアッと言う間でした。それでも名簿を見ると、100人程の方々があちこちから来て下さっています。お名前を見れば、その時、何を買って下さりどんな話をしたか、いまは未だ思い出すことができます。当然、催事によって、来て下さる方の顔ぶれも違って来ますから、次にお会いした時にまた同じ話の続きが出来る訳ではありません。

しかし、買って下さったものそれぞれから「同じ喜び」を与えられ共有したもの同士、言わばお互い友人同士としての話が次に出来る、そこがこの40年、飽きずに仕事を続けて来る事が出来た大きな理由の一つである様に思います。葉書による御案内は、昨年秋以来、20年以上にわたって使い続けて来たパソコンの故障により、手書きで120枚程になっています。このブログを読んでくださっている方の所へも、或いは、お便りを差し上げず失礼しているかもしれません。どうぞご容赦下さい。これまで来て頂いた皆様方に御礼申し上げます。    残り4日、皆様のお出掛けをお待ち申し上げます。

2021年6月4日金曜日

6月4日の「40年展」

「もの」で振り返る「あまねや工藝店40周年記念展」も、会期が10日あまりになりました。今展は、お会いするのがほぼ10年ぶりという懐かしい人が幾人か来て下さったりもして、私どもには、それだけで、この「40年展」を開催した甲斐がありました。それに加えて、店に来てくれた若い人達と楽しく話が出来たのも、大きな喜びでした。残す処10日余り、皆様のお出掛けをお待ちしております。


今日は、この40年で数回の催事をやってくれた友人、青砥このみが来店。自身が手掛けた数枚のベストを私どもに見せてくれました。
ご覧頂くのは、そんなベストの1枚です。北九州の折尾で木綿の織物を長く続ける、中本扶佐子さんの手紡ぎの海東綿を表(便宜上の表でどちらが表でも良い)に使い、裏にマリメッコの生地を合わせ、それを様々な形に造形して全体に細かく刺し子を施し形にした、(ベストとしては過激な)生地に力のある素敵な仕事です。


2021年6月1日火曜日

6月1日の40年展

 ひとまず並べた今日の「40年展」です。