2012年9月29日土曜日

山本教行の仕事・八女展 その6

今日は高橋宏家の横に立つ銀木犀が、ひときわ良い香りを会場に届けてくれます。ここで暮らし始めて約10日間。最初の3日間はひどく忙しかったものの、その後はまるで長めの秋休みを、親戚の家でゆっくり過ごしているような心持ちです。とは言うものの、ここでまだキチンとご紹介出来ていない柚木作品を幾つかお目にかけましょう。麻のれん「三つの瓜」。丈は少し短めですが、地の藍色と三つの瓜の色の取り合わせが素敵です。三つの瓜もハチドリも共に、柚木作品特有の、表現に何処かしら飄逸なところを感じさせながら甘さに流れていない、そんな造形になっていると思います。また広幅布の「ハチドリ」は、生地の白と模様の赤のバランスが何とも見事で、個人的に使ってみたいと思いました。

会場横に立つ銀木犀
麻のれん 三つの瓜
広幅布 ハチドリ

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