2012年7月8日日曜日

2012年初冬のバンガローにて 4

 
 
  

7月5日。今日は、先日 Lismore のハードウェアストアで買った Chimney Pot (中で焚き火が出来る煙突状の道具)に火を入れてみました。メキシコ製で大きさが4種類、上から2番目の大きさの物を選びました。入り口の広いベランダの隅に据え、火床に砂を20Cm 程入れて新聞紙と薪ストーブ用の薪で上手く火がつきました(ちなみに火は娘がつけました)。火が着いてしばらくすると、ポット自体が熱くなり正面の焚き口あたりも中々の熱量です。暮れなずむ空は、薄青とも灰色ともつかぬ色で、その空を背景にユーカリの樹々が高々とそびえ、6Km 先の海から吹き渡って来た風が梢を大きく揺らしています。ベランダの椅子に座り、体を火であぶりながら見るこの景色の素晴らしさ。やがて、にわか雨が落ちてきました。



7月6日。今日も時々思い出したように空から雨が落ちてくる天気です。雨の合間を縫って、近所のスーパーマーケットに土産を買いに出掛けました。夕方、ショーグランド奥の牛舎に、生まれたばかりの仔牛を見に行きました。

7月7日。今日は滞在中2回目のファーマーズマーケットの日です。毎回同じ店が出店する訳ではない様で、土産に買うつもりでいた蜂蜜屋は出店していませんでした。残念!


夜はドムに誘われて、George St. の皆さんとBangalowから車で20分程の町 Mullumbimby(マラムビンビー) のタイ料理の店に出掛けました。隣席は旧知のフィルです。向かいに座っている男性の事を聞くと、フィルのオーディオルーム見学の折に話を聞いたブリスベン在住のジョンと云うオーディオ仲間の一人で、ウィーン出身の哲学者ヴィットゲンシュタインの研究者なのだそうです。Linn のLP12でアナログディスクを廻し、ALTEC のヴァレンシアとSonus Faber の大型スピーカーを鳴らして、おもにジャズを聴くのだそうです。ビールとタイ料理を堪能した後、帰りはそのジョンとフィルの車に乗せてもらい、再度フィルのオーディオルームへ。1枚目のディスクはスイスのガンバ奏者ジョルディサヴァールのグループによる中世音楽を元にした(一種の)即興演奏で、日本で云えば「中世嬉遊楽団タブラトゥーラ」の演奏を思わせるもの、2枚目はアカペラの男性ボーカルグループによる演奏でビートルズの曲を編曲した1枚で、音の定位、音質ともに見事な再生音でした。またしてもワイン付きで2時間程過ごし、11時半に皆が寝静まった娘の家に帰り着きました。

0 件のコメント: