2012年2月1日水曜日
BANGALOW日記 10 2011年から2012年へ
皆様、大変遅ればせながら、改めまして明けましておめでとうございます。昨年の11月からの報告もかねて日記を書いております。BANGALOWでは毎年11月末に“BANGALOW−SHOW”という、言わば農業祭の様な催事が催されます。牛や鶏の品評会や放牧犬レース、様々な野菜や果物、フルーツケーキやジャムなども審査されます。我が家に面している会場のBANGALOWショーグラウンドでは、ショーの始まる2・3日前から牛達の声が響き始め、カウボーイ達の泊まるテントやキャラバンでいっぱいになります。子供達はいろんな動物達と接して楽しみましたし、最後の晩には花火も上がって、賑やかなシーズンの始まりを感じました。
今年のクリスマスもパインツリーを切ってきて、薪ストーブの横に飾りました。町にも灯りがともって綺麗でした。実輪は2歳になりました。大晦日のお祝いに近所の農夫さんが採れた枝豆を持ってきて下さいました。最近日本産の有機栽培のお醤油が中々手に入りにくくなってきまして、寂しく感じていたところでしたので有難く皆で頂きました。あけて1月2日に沙夜は4歳になりました。BANGALOWに来てから、あっという間に2年が過ぎ、子供達も大きくなりました。沙夜は明日からシュタイナーの幼稚園が始まります。今までの少人数のシュタイナーの保育園と違って、20人ほどの子供達と週2日過ごすことになります。実輪は沙夜が通っていた保育園に行き始めました。
もう少しで東北大震災から1年が経ちます。オーストラリアでは、次第に日本の食品が手に入らなくなり始めました。環境問題に暗い社会問題、戦争、政治騒動のニュースも絶えません。先日、夫のモーガンに“こんなに暗い世の中で将来に希望はあるのだろうか?”とつい問いかけてみたところ、“君、僕らの子供達のために何でもする覚悟があるだろう?”とかえされました。私が“もちろん”と答えると彼は、“では子供達の未来が明るくなる様、僕らが努力しなければ。将来に希望が持てる様、自分でそれを作り出すのだよ。”と言ってくれました。
皆さん、今年もどうぞよろしくお願いします。
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