また夕方から夜にかけて、会場の高橋宏家一階で昨年同様、今月のお茶のお稽古をいたしました。私どもは、相変わらず風炉を使ったお点前を、またOさんは箱点前を其々お稽古いたしました。先生のEさん始め皆が楽しみにしている稽古終了後の食事を、今回はOさんが担当してくださり、塩麹に漬けた鶏肉やレバーを焼いたもの、又しいたけ・里芋・人参を炊いたものにイチジクのサラダ、そして寿司が三種類と盛り沢山なメニューで、みな大満足でした。Oさんお世話様、有難うございました。
2012年9月26日水曜日
山本教行の仕事・八女展 その4
また夕方から夜にかけて、会場の高橋宏家一階で昨年同様、今月のお茶のお稽古をいたしました。私どもは、相変わらず風炉を使ったお点前を、またOさんは箱点前を其々お稽古いたしました。先生のEさん始め皆が楽しみにしている稽古終了後の食事を、今回はOさんが担当してくださり、塩麹に漬けた鶏肉やレバーを焼いたもの、又しいたけ・里芋・人参を炊いたものにイチジクのサラダ、そして寿司が三種類と盛り沢山なメニューで、みな大満足でした。Oさんお世話様、有難うございました。
山本教行の仕事・八女展 その3
2012年9月25日火曜日
山本教行の仕事・八女展 その2
まず、吉田璋也氏の事について。岸田劉生の絵が好きで、白樺派の武者小路実篤や志賀直哉、B・リーチなどの名前に親しんでいた山本少年は、当時通っていた高校の教師に鳥取市内で耳鼻咽喉科の医者である吉田璋也氏が、それら白樺派の人たちと親しい行き来があると聞いて、約束も取り付けず(思い立ったらすぐに行動する、ここが山本さんらしい処です)早速出掛けます。行ってみると吉田先生は診察中で、一段落するまで鳥取民藝美術館で展示してある物を見ながら待っているように、との吉田先生の伝言です。そこで、初めて李朝の白磁の仕事に出会います。その後、吉田先生の道具屋廻りに同道したり、鳥取民藝美術館の展示替えの手伝いをしたりする内に吉田璋也氏との師弟の縁が深まって行きます。
高校3年の夏休み。進路を決める際の手掛かりとして、出雲の出西窯(しゅっさいがま)で一夏、轆轤を引いたり登り窯を焚く手伝いをして、焼き物を自分の一生の仕事にと云う思いが深まります。そんな折、東京でB・リーチの個展が開かれると知り、高校の授業を無断欠席して(ここも直情怪行の山本さんらしい処)、ヒッチハイクで東京まで出掛けます。その折に訪ねた日本民藝館で出会った浅川園絵氏(当時、日本民藝館主事で浅川巧息女)に、ホテルに帰るB・リーチ氏の車の中に押し込まれ、車の中と滞在先のホテルのロビーで、リーチさんに話を聞いてもらうチャンスを作って貰ったのだそうです。この出会いが、焼き物を一生の仕事に、と云う山本さんの気持ちを決定的なものにします。
「念ずれば花ひらく」という言葉で有名な、詩人の坂村真民氏に出会うエピソードも不思議です。当時、一燈園にいた出西窯出身のEさんが地域奉仕の仕事で出雲に来た時、彼が残していったわら半紙に書いてある坂村真民氏の詩に感銘を受け、そこに書かれていた坂村氏の住所を訪ねます。行ってみると、氏はその数日前に建てたばかりの小さな家に移った後で、会うことが出来なかったのです。駅のベンチに座り途方に暮れる山本少年の隣に座っていた婦人が、見兼ねて声をかけます。事情を話すと、何とその婦人が坂村氏と知り合いで、電話を掛けてくれ駅まで坂村真民氏が迎えに来て下さって、無事に対面がかなったのです。それから一週間、その家に居候をする処から、坂村氏との付き合いが始まります。さて、数年が経ち、独立して焚いた窯が二窯続けて失敗して行き詰まった時、坂村真民氏を訪ねた折、そんな事情を話しもしないのに、帰りの港まで御夫婦で送ってきて下さり、いよいよ乗船の時にのし袋を手に握らせて、「教行さん、これは独立のお祝いだから。」と当時のお金で10万円という大金を下さったのだそうです。そのおかげで苦境を何とか乗りきれた、と話す山本さんの眼は潤み声が震えています。私ども会場にいる者も、思わず貰い泣きをいたしました。強く願うことの大切さを教えられた座談会でした。
その夜の事。八女の町でドキュメンタリー映画を撮っている一行、旧友を含む5人が会場の高橋家を訪ねてくれました。一緒に食事をし、お酒も呑みました。私は例によって酔いつぶれて、寝てしまいました。翌日曜の夜は、地元の八女で「手仕事ビワニジ」をやっている川島玲未さんと福岡のムーン・テーブルに勤めながらパン焼きの勉強をしている智子さんと一緒に食事をしながら12月に予定している川島さんの会の打ち合わせをいたしました。実りある話が続きながらも、まことに忙しい三日間でした。
2012年9月21日金曜日
第2回 山本教行の仕事・八女展始まりました
本日21日、「第2回山本教行の仕事・八女展」が無事に始まりました。今回は山本教行さんが会場に直接来て下さり「物ならべ」をして下さったおかげで、いつもとは違う見え方を作ることができました。また、柚木沙弥郎氏の型染めの仕事も、数は少ないものの良い仕事が多く、山本作品と相まって素敵な空間を作ることができました。
平日にもかかわらず、遠くからお出掛け頂きました皆様ありがとうございました。
平日にもかかわらず、遠くからお出掛け頂きました皆様ありがとうございました。
会場二階の板の間に山本作品の新作が並ぶ。 |
会場一階入口の様子。 土間には小巾染布や型染絵各種。 |
柚木作品のクッションカバー。 |
山本作品の白釉群。 |
今回も豊富な土鍋類。 |
床の間の壁に柚木作品の暖簾「跳ね鯛に蓮」。 |
会場一階の元押入れの作品群。 |
会場二階で新聞記者の取材中。 |
会場の高橋宏家。 |
2012年9月10日月曜日
「第2回 山本教行の仕事・八女展」のお知らせ
筑後地方の八女にある福島八幡の秋祭り(秋分の日)にあわせて、八女の町家・高橋宏家を会場にして行なって来た催事も3回目になります。今回は、2010年以来2回目の「山本教行の仕事・八女展」を行ないます。1回目の時は、来て頂けなかった山本教行さんも初日の21日と22日の両日、会場に居て下さる事になっています。22日は山本さんとくつろぎながら、あれこれの事をお話し頂ける場を用意しています。22・23日の両日は、天神バスセンターから会場近くまで直通バスも走ります。どうぞお出掛け下さい。
以下、案内のチラシの文章を掲載いたします。
同封の催事DMの要領で、今年も福島八幡の秋祭り(9/21~23)にあわせて、八女の町家・高橋宏家を会場にした「第2回 山本教行の仕事・八女展」を開催いたします。今回の催事の特徴は、なんと言っても、山本作品と染色家・柚木沙弥郎氏の型染作品が、同じ町家の空間に並ぶ事です。複数の工藝領域の作品が同じ空間に並ぶ事、は既に昨年の「十八番の会・五人展」でご覧頂きましたが、そこに並ぶ作家同士の相性の様な物も含め、人数が増えれば増えるほど、もの並べが難しくなる傾向があります。その点では、催事DMをご覧頂けばおわかりの様に、この二人の作家の作品は極めて相性の良いものだと申せましょう。
更に今回、極め付きの“もの並べ名人”山本さん御自身が会場に来て展示を手伝って下さる事になっていますから、それを見るだけでも八女に来て頂く甲斐があろうというものです。秋祭り期間中の22・23日の両日は、天神のバスセンターから福島八幡入口まで、行きが10時30分・12時30分・14時30分、帰りが15時・17時30分・20時、の三便ずつ西鉄バス特別便が運行されます。運賃は片道1500円。往復ともバスをご利用になる場合は、(実質)往復2000円(子どもは半額)で来て頂く事が出来ます。秋祭り期間中は、八幡宮境内で灯籠人形の公演や様々な出店を楽しむ事も出来、
一見をお薦めいたします。
さて、その22日午後1時から会場の「高橋宏家」で、山本教行さんを囲み、座談「山本教行さんに聞いてみたい仕事の話、暮らしの話」を開催いたします。会場に並ぶ作品の事、或いはその作品が生まれる背景の山本さんの暮らしの事など、皆さんが知りたい事を、直接山本さんに尋ねてみましょう。参加費は500円(焼菓子と珈琲付)。集まったお金は、九州北部豪雨被害の支援に当てられます。お申し込みは、あまねや工藝店(tel092-526-0662)か朝日屋酒店(0943-23-0924)迄。福島八幡の秋祭りが終わると、八女の町は秋の気配が濃くなります。祭りのあと9月30日まで催事は続きます。筑後の秋を楽しみに、どうぞ、皆さんお出掛け下さい。
祭り期間中は、会場前の道路は車が入れません。また、会場には駐車場がありません。伝統工芸館か市役所の駐車場をご利用下さい。
2012年9月4日火曜日
百子の花日記 177 8月に入れた花
2012年9月3日月曜日
BANGALOW日記 11 2012年前半の報告
皆さん元気ですか?日本は、 こんなに風邪を引いたのは随分久しぶりで、
材料は以下の通り。
はじめにタマネギとニンニクとセロリを刻んで油で炒めます。
煮上がったらクミンを入れて混ぜ、ミキサーにかけます。
喉が痛い時や風邪の引き始めには、レモン汁と蜂蜜・タイムをたっぷりグラスに入れ、お湯で1・2分蒸してから飲みます。
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