2013年4月1日月曜日

4年ぶりの長崎

昨日、2009年以来4年ぶりで長崎に出掛けました。行き先は長崎県立美術館です。朝8時に家を出て、西鉄花畑駅で高橋康太郎さんと落ち合い、車で一路長崎へ。10時30分頃には目的地の県立美術館に到着しました。人気画家の一人“クリムト展”の会期中である為か、人出が多く賑わっています。ただ、私達の目的はクリムトでなく“ナガサキリンネ”と名付けられた長崎周辺の作り手(飲食から軽工業、農産物や工藝まで)を集め、使い手とつなげる目的で昨年から始められた或る種の“町おこし運動”です。一階会場に入ると、工藝領域の作品がそれぞれ作り手別に小さな台に展示され、名前と連絡先が書かれたカードが添えられています。奥には活版印刷で小さなカードが印刷出来る機械があったり、波佐見の出展者による“排泥鋳込み”で使われる石膏型や作られて行く途中の製品見本などもあり、初めて見るものがたくさん並んでいました。

隈研吾設計の長崎県立美術館
ナガサキリンネ展会場風景
 さて、私達の今日の目的である“荒木英雄の民藝”展は一番奥の部屋で、そこには様々な品が上から吊るされたり床に置かれたりして並べられています。お世話された旧知のSさんに聞くと、並べたのは若いスタッフの人達で、Sさんは展示にいっさい口を出さなかったのだとか。良い展示とは云えませんが、並べられている物の力の所為でしょうか、嫌な感じはしませんでした。荒木英雄さんの事は、また稿を改めて書くつもりなので、此処ではこれ以上触れません。途中、“ナガサキリンネ”2階会場で高橋さんに赤ワインを御馳走になったり、様々な焼物を見たりして愉しく過ごし、2時から行なわれたSさんのギャラリートークまで聞いて3時過ぎまで過ごし、それから会場を後にしました。その後、高橋さんの知人のMさんのお宅に伺い、2時間程過ごして午後5時過ぎに長崎から太宰府の自宅へ。一日、運転手役の高橋さんにお世話になりっ放しでした。有難うございました。

“荒木英雄の民藝”展会場風景
Mさんの御宅近くの公園からの長崎市街地風景
公園の桜

1 件のコメント:

motoko さんのコメント...

大好きな長崎の町がみれてうれしかったです。