2014年10月27日月曜日

百子の花日記 238

山本教行plus展 で花を入れました。

灰釉象嵌壷 
紫陽花三種
白釉花入 
シダ、ホトトギス、グロリオーサ
瑠璃塩釉花入 
コバノズイナ、白彼岸花、キショウラン、白ホトトギス
灰釉象嵌壷 
ヌバタマ、ハマカンゾウ
手付灰釉象嵌壷
 水引、ハマカンゾウ

2014年10月18日土曜日

Tjibbe Hooghiemstra (チブ•ホーフヒムストラ)個展 始まる

案内状に使用した1996年作品
案内状に使用した2014年作品
本日、10月18日からオランダ人の画家チブ • ホーフヒムストラ(1957年生まれ)の個展が始まります。東京 • 埼玉以外では初めての展観で、全体でも40点程の小さな作品展です。金曜日の午後、個展準備のため作品を並べている内に、二階の会場全体の空気がスーッと静まっていく様な錯覚を覚えました。皆様に是非ご覧いただきたい展観です。’5年、’9年、’14年に行われた個展の際の作品集と、お買い求め頂き易い作品一点付きの’14年作品集 •7部限定(税込24840円)もございます。以下、案内状の文章原稿です。

オランダ人作家チブ・ホーフヒムストラ(1957- )はジョン・グラハム、リチャード・ゴーマン、原陽子に続きあまねや店主川口さんの眼鏡にかなった私の画廊の取り扱い作家です。生活の場であるオランダやアイルランドの自然から抽出したイメージを水彩、パステル、墨、木炭などの画材で表現、その絵には素朴さと洗練とがほどよく同居しています。彼は自分の絵は文章にたとえるなら詩に近いと語っています。ドローイングのための紙を選ぶ事も彼の作品にとって重要な要素で、古書のページをはがした物、古い手紙や書類など、真新しい紙に描いた物はほとんどありません。当然大きさもそれほど大きな物で無く、既に文字や図が書かれていたりする物も多くあります。この事が作品に時の経過を含んだ独特の空気を感じさせ、絵を見る側の気持ちを和らげてくれているような気がします。東京、埼玉以外では初の展覧会です是非お出かけ下さい。    柳沢画廊 柳沢敏明

一階のぞきの様子
大きめの作品
作品と並ぶ新羅の壷
奥にイギリス18世紀の椅子
マリ•ドゴン族の扉と並ぶ小さめの作品

2014年9月26日金曜日

第1回 山本教行+plus 展の人々

先にお話しした食事会参加者を始め、今展も様々な来会者でにぎわいました。その一端をご紹介します。

この処いつも会場一番乗り、八代のU夫妻が中央奥に
自作の食器を使う食事会について熱弁を振るう山本さん
“美しい本について”の話に聞き入る参加者
Coffee Countyによる’Plus Cafe’ の様子

“第1回 山本教行+plus展”ご報告

先週金曜日19日から23日まで会場に来あわせた人達と五日連続、午前2時〜3時まで話をして酒を飲む日々が続いた所為もあり、ここ数日くたびれて風邪気味です。ブログの更新が滞っているのもその為でご容赦願います。さて、20日無事に滑り出した「第1回 山本教行+plus展」のご報告です。

始まる直前まで参加者が少なく、心配された「食事会」もギリギリで目標数に達し、私どもスタッフも含め30人程の人間が、12品のメニューを大いに楽しみました。祭り直前であった所為か、地元八女の方の参加が少なかったのは寂しい限りでしたが、それでも遠く岡山や鳥取、また私が店からの帰り途、最寄り駅から自宅近くのバス停まで乗るバスの中で知り合いになったご婦人やら「子どもの本や」の井上さん夫婦、そしてcoffee county の森さん夫婦など、予想していなかった参加者にも恵まれ、愉しく賑やかな集まりになりました。

今展では、岩井窯工房の仕事がたくさん送られて来ており、20日から23日までの4日間、会場の土間で店開きした“plus cafe” coffee countyの珈琲も工房製のフリーカップで供されて好評であった様です。それから、用美社 • 岡田満さんの送って下さった展示販売用の書籍の中に、これまで知らずにいた“美しい本”がたくさんあって、21日のお話会の中で資料として持ち込まれた珍しい本ともども、開催後のここ1週間を愉しく過ごしています。
用美社の美しい本の数々
床の間の山本作品
二階座敷の山本作品、手前に並ぶ新作 掛分皿
板の上の岩井窯工房作品


2014年9月12日金曜日

あった事会った人 その8

退院した3月31日から数えて、毎月1回の割で開催を続けて来た催事が4回。さすがに疲れて、8月は催事を休む事にしました。それでも、お盆で早めに帰って来てくれたモトちゃんに手伝ってもらって、店の片付けと模様替えをやりました。5ヶ月の入院中に、アレが動き、ココが違って、何となく違う店の様な感じがして、早く直したかったのですが、なかなかその気力が戻らず、放りっぱなしだったのです。約一ヶ月掛けて、足りなくなったものを補い季節のものを並べ等して、なんとか元の雰囲気に近い店内を作る事が出来ました。

のぞきの様子、少し引いたり足したり
入口を入ってすぐの棚、右下にソックドール
かご類や名取敏雄の型染函が並ぶ
大澤美樹子作の型染布も変わる
奥にアフリカやフィリピンのもの
ここも変わりました
階段下にガラクトーイやJ•グラハムの版画
テーブル上は西川作の吹きガラス、下に軍手人形
盆休み最終日の8月15日。モトちゃんの運転で、朝日屋酒店で開催中の「村松展」出品作中、当店に残す作品を選ぶ為、約一年ぶりで八女 • 朝日屋酒店へ。一年の間に、店の前に大き目の樹が三本植えられていて、びっくりしました。何かこれだけで、道路を走る車や店の前の猥雑な風景と“縁”が切れて、実にいい感じの佇まいになっています。この植栽の仕事は、当店の中庭作りでお世話になった旧知の大牟田のSさんだそうで、成長が楽しみです。村松作品を選んだ後、高橋康太郎さんの奥さんのMさんお手製のお料理と、試飲のためと云う事でしたが、ほぼ丸まる一本の美味しい赤ワインを開けて下さり、ご歓待頂きました。結局、帰りは降りしきる雨の中、夜中になりました。
愉しい一日でした。ありがとう、モトちゃん。

いい感じです
店内に並ぶ村松作品
赤ワインと御馳走の数々、グラスはもちろん村松学の新作

“山本教行+plus 展”ゲスト紹介 2

私蔵する最初の用美社の本
今展ゲスト紹介の2番目は「用美社」の岡田満さんです。私が用美社の本に初めて出会ったのは、確か1985年頃で、「福岡生活学校」が主催した初代の倉敷民藝館館長 • 外村吉之介先生の連続講演会の折です。先生の御著書「少年民藝館」が発売されて間もない頃(奥付を見ると1984年となっています)で、1回目の講演会の時に30冊程送って頂いた記憶があります。その後は柚木沙弥郎や金城次郎の作品集を買ったりしながら、書棚にぽつぽつ用美社の本が増えて、現在は10冊程になっています。直近では、今年6月の「大澤美樹子個展」の時に、大澤さんの作品集をお送り頂きました。

岡田さんは、美術書の出版で有名な「求龍堂」在職時に、「芹沢銈介作品集」を手掛けた事が縁になって、民藝の世界と縁の深い方々の著書を数多く手掛ける事になったのだとか。今回、お送り頂いた本の中にも木工家で富山市民藝館 初代館長 • 安川慶一氏や染色家の四本貴資氏のもの等珍しい本がありました。こうして改めて考えてみますと、岡田さんとは30年以上に渡るご縁がありながら、私自身お会いするのは初めてです。まだ見た事のない「用美社」の数々の本と共に、八女の会場でご本人にお会い出来るのを今から楽しみにしています。

書棚の中の用美社の本いろいろ
故 安川慶一氏の蒐集品を納めた一冊
今展出品の書籍類、すべて売り物です

百子の花日記 237

また 以前の花入れをアップします。
枇杷の若葉と小さな実 クリスマスローズ
枇杷の若葉 貝母 山吹 黒文字
枇杷の若葉 白山吹 八重コデマリ
ナニワバラ
白木
ヤツデ若葉 チュウリップ
ナニワバラ フリージャー 矮性フロックス
アメリカサンザシ
深山鳴子 文目 アイリス
さくらんぼ
ソメイヨシノのさくらんぼ
ソケイ ユーカリ バラいろいろ
ユーカリ バラ ハーブいろいろ
貝母の種
白バラ
栽培種イタドリ ハーブ
大根の種
オールドローズいろいろ