2010年9月28日火曜日

百子の花日記 72
八女で花を生けました







9月28日 八女で花を生けました。我家の庭の花で生けるのですからいつもと同じ心構えで、器と花がお互いに引き立てあう様にと花生けをしました。プラスアルファーで、高橋家のHさんが山から羊歯類と山の花を、たくさん採って来て下さったので楽しんでいけました。

2010年9月8日水曜日

百子の花日記 71


バイロンベイの春の花 オーストラリアに住む娘から“バイロンベイ・バンガロウ”の野原で摘んだ花を、ガラス瓶に入れた花の写真がメールで送られて来ました。一年間花日記を書き続けて、少しは娘の心に届いたのでしょうか。嬉しい便りでした。 

2010年9月6日月曜日

百子の花日記 70





9月6日 ニューフェース サクララン 久し振りに花鉢を見て回ったら、厚みのある斑入りの葉の下から蔓が伸びて垂れ下がり、途中に蕾があったのです。胸がどきどき、嬉しさいっぱいです。肉厚の葉はフラワーアレンジメントに良く使われますが、花は一度しか見た事がなく5・6年も放ったらかしの栽培で、花芽が出来て、花が咲く事に感激でした。考えてみれば、熱帯アジアの林に生えるサクラランが、九州北部でも花を付けるのは、温暖化のせいでもあり、手放しで喜んでばかりはいられません。変わりつつある自然を、もっと敏感に受け止めねばと思いました。

花が開きましたので、ちょっと詳しく。サクラランは、ガガイモ科サクララン属。多肉質の蔓草、半球形の散形花序が特徴(植物図鑑より)。奴さんのような花冠と、内側の星形副花冠。井桁模様の様な赤い花芯に、黄色の柱頭。花の裏は桜の花付きに似て、全体的には半球形。香りは余り良いとは言えません。不思議なかんざしの様な花。たくさん咲いたら、花生けに使いましょう。

百子の花日記 69



オオカモメヅル

2、3年前から咲き始めた多年生の蔓草です。夏に咲く花は、直径5ミリ前後で淡暗紫色です。枝先に小さな花を、たくさん付けるので目を引きます。花が終わると、花の何十倍もの大きさの種を付けます。名前が判らなかった昨年は、イケマだと思っていました。植物図鑑によれば、イケマ属とは異なるのですが、お互い良く似ていて間違え易いのだそうです。イケマの花は白です。花生けには、すがれ枝を使って種を生けます。

百子の花日記 68


9月5日 やかましい蝉の声が途切れ、一瞬、音がなくなりました。窓の外の枇杷の葉を通しての木漏れ日。ややくぐもった眺め。太陽の光が、そうさせるのでしょうか。いつになく穏やかな時間です。冷蔵庫の音だけが、妙に現実を意識させます。遠くで、またツクツクホーシが鳴き始めました。

南洋の果物




沖縄・知念村の工房から三原の自宅まで、フェリーと車で帰る途中の西川さんが、催事打ち合わせも兼ねて、きのう太宰府の我家に立ち寄ってくれました。ここ数年、沖縄の工房での作業はガラスを吹く事より、ガラスを吹き込む金型制作をもっぱらにしているとの事。
沖縄での工房の仕事を、その始まりから見ている私は、何とかしてまた西川さんが、再生ガラスを材料にした沖縄での吹きガラスの仕事を、再開してくれるよう望んでいるのです。
さて昨日、西川さんの我家へのお土産は、たくさんの珍しい南洋(と呼びたくなる)の果物や野菜でした。上の写真の緑色をした小さなものは、ヒラミレモン(シークワーサー)、赤いのがレンブ。下の写真のピンク色の果物が、ドラゴンフルーツ(それから時計回りに)、グアバ、島ばなな、キーツマンゴー、野菜パパイアです。

2010年9月4日土曜日

百子の花日記 67





8月の花入れから  

灰釉徳利 令法(りょうぶ)
灰釉角花入れ ツリガネニンジン メドーセージ
ガラス片手瓶 仙人草 金水引
ガラス花入れ ショウジョウソウ 金水引 姫ひまわり ソテツ若葉