2023年4月3日月曜日

林竹二の「授業」を見る


          copyright GROUP GENDAI

         

桜から新緑へと季節が移り、初夏の風と陽が気持ちの良い季節になりました。とは言え、不安の多い日常を抱えながら生きている私達は、こうした風や太陽からの働きかけを通して、そこに無上の励ましと喜びを感じて、何とか毎日を生き続けて行けるのだと思います。   1977年、沖縄県那覇市の久茂地小学校の3年生と5年生の子ども達もまた、当日の授業者である林竹二を前にして、この不安を感じていたに違いない、と当の林竹二が自著の中で書いています。授業を、それぞれ資質も能力も違う子どもの中に眠っている「宝」を掘り起こす作業であり、また「魂の世話」とも言う、林竹二の授業が進むにつれ、この子ども達の心の中に大きな変化が生じ、面立ちが変わっていく様子を4台のカメラと10人程の現場スタッフで記録したのが、今回、皆さんにご紹介するドキュメンタリー映画の「ビーバー」(40分)「アマラとカマラ」(50分)です。このフィルムは「人間とはなにか」を子ども達に問いかけ、林自身も又考えると云う構成の映画で、いずれも東京の「グループ現代」が製作したものです。この度、7年ぶりで皆さんに見て頂く事になりました。今後の日取りは未定ですが、 ’79年撮影の「開国」(105分)、’83年「田中正造 -最後の闘い」(120分)、’84年「教育の根底にあるもの」(180分)を順次ご紹介していく予定です。申込はamaneya○(○を@に)gmail.comまで。早めの事前予約をお願いします。

日時 ’23年4月29日(祝日) 午後1時〜4時(予定)

場所 あまねや工藝店 2階

定員 20人 参加費 2000円

申込 あまねや工藝店 092−526−0662                                            子どもの本や  092ー552−1651


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