2014年11月1日土曜日

第1回 松形恭知作陶展 • 八女展始まる

会場入って右手のメインの棚。
中央に2点の大作、両袖壁に尺皿。
会場入口正面の棚。
最近の意匠、点打ちの諸作が諸処に。
会場入って右手の棚。
点打ちの大きな扁壺やポット。
会場入って左手の半閉(バンダチ)の上。
扁壺や筒の花入れ。
会場左手奥の棚。中央に大作の大皿。
下に酒器や小皿、ピッチャー類。
11月1日初日の「第1回 松形恭知作陶展 • 八女展」が、朝日屋酒店を会場に始まりました。10月31日の昼前に会場の朝日屋酒店に入り、昼食の後、展示作業を始めて午後7時頃には終了。あらかじめ、高橋さんに10ヶ口で届いた荷物の開梱をお願いしていた事もあり、350点と云う作品量の割には、早めに終わった方だと思います。
ただ、そこから夕食やワインを頂戴したりしている内に話題沸騰、会場を去り難く愚図愚図している間に、帰りの終電の時間を過ぎてしまって、とどのつまりは高橋家に泊めていただく事になりました。
さて松形さんの仕事は、案内状でもご紹介した通り、8 • 9月の2ヶ月に4回の窯を焚くと云う頑張り振りで、様々な試みの作品が並んでいます。ぜひお出掛け下さい。以下、案内状の文章です。

松形恭知さんは1951年東京生まれ。いま“全力疾走”の人です。
というのは、大学卒業後、埼玉県で中学校の社会科教師として30年勤務の後、55歳で早期退職して本格的に陶芸を始めた、作り手としては遅れて来た“新人”だからなのです。とはいえ、高校在学中からデパートの美術画廊で走泥社の八木一夫や鈴木治の焼物に親しむ等、感覚的に早熟であったせいか、教職のかたわら続けた陶芸への周囲の評価は高く、’97年に国展初入選の後、’98年益子陶芸展審査員特別賞を受賞。日本陶芸展や日本民藝館展等の公募展にも入選を重ね、2006年には宮崎県国富町三名に念願の築窯。そして同年、国画会工芸部準会員に推挙され、2013年秋には東京•銀座三越の美術画廊で個展開催。また2014年の国展において、国展準会員優作賞受賞と、傍目には、その努力が着実に実を結びつつある様に見えます。
しかし、ご本人にとってみれば、まだまだ先の見えない道をひたすら先へ先へと走り続けるしかないのでしょう。8月、9月の二ヶ月で4回の本焼きを行い、ざっと150種350点以上の作品を持って、今回の個展に臨みます。その成果を、皆様どうぞご覧下さい。

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