2025年12月31日水曜日

「歳迎えの会2026」出品作紹介

 


今展の出品作の紹介が「あまねや通信」では出来ていませんでした。今年最後の日に、遅まきながら務めを果たします。まず1枚目です。中央の椅子から時計回りに。 メキシコの椅子。これは1972年に朝日新聞社から出版された「世界の民芸」の中で、芹沢銈介の解説で紹介されているもので、同書文中で”スペイン人によってデザインされた”と書かれており、メキシコのミチュアカン州やハリスコ州の村々で作られている旨の紹介文があります。椅子の背に掛けられた藍染布二種、左は中米グアテマラの絣布、右はナイジェリア・ハウサ族絞り布。同じく掛けられたウールの肩掛ショール二種はエクアドルの物で、たっぷりしたサイズ落ち着いた色合いの美しいものです。白い磁器の面取壺は韓国の金益寧(キム イ ギョン)作、壺に入っているのはインドネシア・バリ島のロンタル椰子の造花五種。その左はタイ・カレン族の蓋付籠。鮮やかな彩りの布はダホーメ王国のアップリケ布四種、フィリピンの籐籠に入っています。そして、パキスタンの大小のスツール。その上に乗る焼物は、アフガニスタンの皿や鉢です。


左上から時計回りに、ルーマニアの楕円木鉢に入る布三種。インドのウールショール二種、ブルキナファソ 藍染絞布。特徴のある鉄の造形物五種はブルキナファソ・モシ族のもので、アフリカのジャコメッティと呼びたくなる様な趣を持っています。その左がインドの石皿二種。なんとも暢んびりした造形ですが、美しいものです。そして、フィリピン・ルソン島イフガオ族のスターボウル(木鉢)です。きちんと作られていながら窮屈さのない作行きで良い仕事です。以上、催事出品作のご紹介でした。さて、今年もたくさんの方々にお出かけ頂いたお蔭で、新年を無事に迎える事が出来ます。まことにありがとうございました。皆様どうぞ良い新年をお迎え下さい。

2025年12月8日月曜日

「歳迎えの会2026」展のお知らせ



ここ数年の年末恒例となりました「歳迎えの会2026」展を、年内は12月20日(土曜日)から28日(日曜日)まで、また新年は5日(月曜日)から18日(日曜日)まで、の予定で開催いたします。コロナ禍以降1年に1回の、この小さな収集旅行とでも言うべき旅が必須のものになり、それに合わせて上京し数カ所を廻って催事用の品を調達する事が、欠かせない私の楽しみになりました。

もちろん、来年の催事のお願いなどもそれに被せ、今年は東京在住の染色家 名取敏雄さんを雑司ヶ谷の御宅にお訪ねして、来年11月後半から12月初旬に掛けて、久し振りになる個展を引き受けて頂きました。ともあれ、今展出品物中の見ものは、アフリカ・ブルキナファソのモシ族による鉄の造形物やダホーメ王国のアップリケ布、また中国の鉄釉水甕やアフガニスタンの一連の吹きガラスの仕事など、細かなものを含め色々と準備しました。お出掛け頂きどうぞご覧下さい。