今月27日から6月11日までの約2週間の会期で行われる、当店に於ける定期開催最後の「山本教行作陶展」のご案内です。1984年に第1回展を開催して以来、延々33年の永きにわたって隔年で開催して来た「山本教行作陶展」を、ひとまず今回を持って最後といたします。初日の27日には山本教行さんも在廊予定で、夕刻からは一品持ち寄りのオープニングパーティーも開催いたします。どうぞこの機会にお出掛け下さい。
1984年当時、今泉にあった「あまねや工藝店」における第1回展から数えて33年。当店にとって初めて経験する個人作家の会であり、意気込んで準備に臨んだ「第1回展」の事は未だに忘れられません。以来、ほぼ隔年(2008年から八女で5回開催)で行って来た「山本教行作陶展」は18回(第0回プラス展を含む}を数え、山本さん御自身も今年で陶業50年の節目の年を迎えられました。メディアへの露出度も高く、今や「クラフト館岩井窯」は、年間来場者が1万人を数える一大観光スポットに成長。数年前には、社会への“暮らしに根ざした様々な働きかけ”に対して、「倉敷民藝館賞」が与えられるまでになりました。しかし、その結果として「岩井窯」そのもので山本作品や工房作品が不足気味になり、この際、諸処において開催していた「個展•作陶展」を整理縮小しない限り対応出来ない、との結論が出され、当店でも、今展をもって「山本展」の最終回になる旨のお知らせがありました。その事自体は非常に残念ですが、考えてみれば「地産地消」の焼物版の様なもので、「作陶活動」の一つの望ましい形かもしれません。祝意を表して最終回に臨みたいと思います。
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