“旅する雲”と云う題の作 SM |
この二点もSM、これはたんぼと 水路かもしれず。あしからず |
“あめあめふれふれ” F4 |
雲(雨雲に見える) S4 |
元氣で闊達な“雲” F4 |
静かな“雲” F4 |
ここ30年、大坪浩の描いたモチーフは限られています。主に、たんぼ、雲、空と海、の三つです。私には、最初この絵が何だか判りませんでした。只々、美しい絵と呼ぶしかない絵です。しかし、三つのモチーフの内それが何かを考えれば、答えは明らかで「雲」以外考えられません。好きな絵を一点、並んだ絵の中から自由に選んで良いと云われたら、私はこれ、”あかね雲” F4を選びます。坂本繁二郎から学び得たものを、弟子である大坪の手で、60年近い画業の末、見事に造型された一枚の絵。明らかに、大坪浩の傑作の一つです。
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