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私蔵する最初の用美社の本 |
今展ゲスト紹介の2番目は「用美社」の岡田満さんです。私が用美社の本に初めて出会ったのは、確か1985年頃で、「福岡生活学校」が主催した初代の倉敷民藝館館長 • 外村吉之介先生の連続講演会の折です。先生の御著書「少年民藝館」が発売されて間もない頃(奥付を見ると1984年となっています)で、1回目の講演会の時に30冊程送って頂いた記憶があります。その後は柚木沙弥郎や金城次郎の作品集を買ったりしながら、書棚にぽつぽつ用美社の本が増えて、現在は10冊程になっています。直近では、今年6月の「大澤美樹子個展」の時に、大澤さんの作品集をお送り頂きました。
岡田さんは、美術書の出版で有名な「求龍堂」在職時に、「芹沢銈介作品集」を手掛けた事が縁になって、民藝の世界と縁の深い方々の著書を数多く手掛ける事になったのだとか。今回、お送り頂いた本の中にも木工家で富山市民藝館 初代館長 • 安川慶一氏や染色家の四本貴資氏のもの等珍しい本がありました。こうして改めて考えてみますと、岡田さんとは30年以上に渡るご縁がありながら、私自身お会いするのは初めてです。まだ見た事のない「用美社」の数々の本と共に、八女の会場でご本人にお会い出来るのを今から楽しみにしています。
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書棚の中の用美社の本いろいろ |
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故 安川慶一氏の蒐集品を納めた一冊 |
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今展出品の書籍類、すべて売り物です |
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