2009年12月16日水曜日
東京から東北へ その8
11月21日。東京滞在最終日でもあり、まだお訪ね出来ていなかったIさんの「I フォーク テキスタイル ミュージアム」へ。此処は、40年にわたるIさんのインド行きの中で集められた4000点にのぼる染織品の他、他の諸国の染織品を併せておよそ7500点のテキスタイルの優品を蔵する小さな美術館です。11月にオープンしたばかりで、数日前にはオープン記念で英国の著名な染織品の研究者 J・ギロー氏の「記念講演会」が行われたばかりと聞き、残念な気がしました。ところがお訪ねしてみると、参加希望者があまりに多かった為に、今日再び追加の講演会をやる事になったというのです。なんと運の良い巡り合わせでしょうか。受付で手続きを済ませた処に、4階のIさんの御自宅にとお招きがあり、J・ギロー氏、同夫人やIさん御夫婦のお昼の席に同席して、お寿司をたくさん御馳走になりました。
さて、講演会は30人ほどの人が参加して、会場の美術館に並ぶ品々についてギロー氏が短いコメントを挟みながら進められて行きました。2時間ほどで話が終わって、「トランクショー」なるものが始まりました。私は初めてでしたが、ギロー氏が現地で集めてきた様々な染織品を、一種のオークションにかけるのです。値段はあらかじめ決められた値段、希望者が重なれば「じゃんけん」で落札者を決めると云うわかり易いものです。私も2点買う事が出来ました。その後、渋谷で丹波のSさんと待ち合わせ、南青山の「アンデルセン」で夕食を御馳走になりながら、再来年の春にお願いする事になった個展の打ち合わせ、また昨年からSさんが審査をしている「日本民藝館展」についてのお話しなど、2時間ほど話をしてお別れしました。10時50分発の大阪行き夜行バスの出発時間にはまだ早かったのですが、駅で待つ事にして東京駅の八重洲南口へ。2時間半ほど待った後、バスで大阪に向かいました。寒い夜でした。
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