紫陽花の美しい季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、6月29日(土曜日)から7月15日(月曜日)まで、隔年で開催して来て、今回で12回目になる「西川孝次吹きガラス展」のご案内をいたします。会期中7月1日と8日の月曜日は休みます。店は12時から19時まで開けています。また西川さんは、29日•30日の二日間在廊の予定です。以下、案内状の文章原稿です.
瑠璃色と聞いてまず目に浮かぶのは、1979年8月、海路初めて沖縄に向かう途中の船上から目にした、鮮やかな一面の瑠璃色の海です。西川孝次さんと初めて出会ったのも、その時の沖縄滞在中の事です。広大な在沖縄米軍嘉手納基地の道を隔てた向かいの一角、道路から少し下った敷地の真中辺りに小さなあずまや風の休憩処が建つ、こじんまりした町工場の様な牧港(まちなと)ガラスで、当時の西川さんは職人として仕事に励んでいたのです。滞在中に見たマイケル•チミノ監督の「ディアハンター」、映画館を出て飲んだCoca-Colaの味などと共に目に焼き付いているもの、それがその瑠璃色です。私の「沖縄の色」と言って良いかもしれません。最初の出会いから15年程過ぎて始まった西川さんの個展も、はや12回。最初の出会いから40年、初回の個展から数えても四半世紀近い時間が過ぎました。今展の瑠璃色吹きガラス諸作の数々を、お出掛けの上どうぞご覧下さい。
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