やって来たもの展 |
「版」も「型」も、手の仕事を数に移す場合に用いられる技法として考えだされたものです。仏様や神様を木版に彫り刷られた「お札」や、渋で固めた和紙に型を彫り染められた唐草の「木綿布」などはその好例と言えるでしょう。15世紀のドイツに生きたグーテンベルグの名前を、彼の発明した「活版印刷」の名前と共に思い浮かべる方もあるかも知れません。人の暮らしと縁の深い工藝の領域の作り手達も様々な技法を駆使して、自分の仕事を数に移す工夫をしています。今展では、泰山金剛経の拓本やインドネシアのジャワ更紗、藍唐草の木綿生地や型紙、またインドの木版更紗の木型や李朝の菓子型等少し古い時代のものに加えて、芹沢銈介•柚木沙弥郎•大澤美樹子の型染め布や版の仕事など、おもに平面の紙や布に染め或は刷られた仕事を取り上げて、皆様方にお目に掛けようと云うものです。
一階のぞき |
印度更紗に更紗の木型 |
益子で手に入れた鋳物の釜 |
名取敏雄型染絵の軸仕立 |
ジャワ更紗二点と柚木沙弥郎たすき紋リトグラフ |
吹抜けに掛かる柚木プリント |
柚木沙弥郎作型染めと 泥防染の印度更紗二点 |
インドチーク額に入る名取敏雄型染布 |
名取敏雄作型染絵 |
正面棚の様子 |
btanのあれこれ |
名取敏雄作型染布とbtan製品 |
印度鉄額に入る名取敏雄型染絵 |
名取敏雄作陶額入型染と型染函 |
芹沢銈介作「心偈」型染 |
名取敏雄作型染絵 |
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