2024年6月20日木曜日

6月19日の「村松展」

おかげさまで、今日は一日賑わいました。中でも、10年ぶりに来て下さった93歳のKさん。ご自分でも、つい先頃まで現代美術専門の小さな画廊「宇久画廊」をやっていらっしゃった方です。アメリカやヨーロッパでは、お金持は自分の手持ちの資金の一部を使って、様々な形で社会に還元する事を、自分の義務と心得た人が大勢います。               日本において、一個人でその様な支援(パトロネージュ)を行なっている人を、このKさん以外に私は知りません(勿論、日本にも他にいらっしゃる筈ですし、いて欲しいものです)。

Kさんは大金持ちでも何でもない普通の方ですが、今年5月には福岡アジア美術館でご自分のコレクション展を開催したり、また最近では、現代美術の世界における若い世代の支援の為に「財団」を立ち上げたりと、清潔で打算のないその行動も含め、日本における数少ない真正なパトロンの御一人です。


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