今日はみなさんへの嬉しいお知らせが二つ。一つは、昨年12月に一旦閉館を発表した「岩立フォークテキスタイルミュージアム」が今年の10月14日(金)から翌’23年1月27日(金)までの期間「対話する布 ー Cloth that talks 」出版記念展を開催するとのお知らせです。この「対話する布」は、同ミュージアムが活動を始めた2009年から閉館を決めた2021年12月までの37回にわたる活動記録を、それぞれの展観のチラシに添えられた写真と館長岩立広子氏の、現地に足を運んだ同氏の見聞に基づく知見と、集められた「布」に対する愛情と該博な知識によって綴られた文章で構成された90ページほどの冊子です。私家版として作られましたが、好評な為、このほど増刷と一般販売も行われることになったものです。ただ、この展覧会は一週間のうち金曜日のみの開催で、それも午前は10時から12時までと午後は13時から15時まで、それぞれ10人限定で行われる<完全予約制>です。予約は以下の同館ホームページから。 www.iwatate-hiroko.com
もう一つのお知らせは、’22年11月11日(金)から翌’23年11月5日(日)まで、倉敷民藝館で行われる「少年民蓺館展」です。 この展観は、倉敷民藝館初代館長 外村吉之介著「少年民藝館」(1984年用美社刊)に収められた様々な品を集めて展覧に供するものです。出版の翌’85年、福岡で開催された「外村吉之介講演会 ー 生活の美しさについて ー」の会場に数十冊を準備し、皆さんに買って頂いた事を思い出します。また、前年か同年であったか記憶がはっきりしませんが、同書出版記念に行われた「少年民藝舘展」の会場である宮城県立博物館まで、今は亡き及川隆二(盛岡光原社専務)、蟻川紘直(染織家)の両氏とはるばる盛岡から車で参加、会場で行われた記念のクジ引き(宮城県民藝協会主催)で、私が大当たりの1等賞品、芹沢銈介の板絵、を引き当てた事も、今となっては良い思い出です。
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