11月の半ば、私用と仕事を兼ね半年ぶりに上京して、数人の作り手の展覧会と東京駒場の日本民藝館で開催中の「柳宗悦と古丹波展」を楽しんだりして10日間を過ごし、無事福岡に帰り着きました。途中数カ所に立ち寄り、今展のための品選びをして今年最後の催事に備えました。なんといっても私の仕事の愉しみは、あちこち歩いた末に出会う、様々な国の多様な生活領域の新古の道具類・工藝品です。東京銀座のある店で出会ったインドネシア尺五寸の大盆、また別の店で見つけたインド尺八寸の木製大捏鉢、同じくインドカッチの布味の良い手紡手織りのウール糸を使ったショール、トルコの真鍮ヤカンやルーマニアの小振りな古櫃、九寸の松材木地盆に三寸程の文字の入った漆小皿等々。他に、この時期にしか見ていただけない敷物類やキリムのクッションカバー、インド先染めのカディと呼ばれる木綿生地やタッサーシルク布、棒縞更紗のバッグやスカーフ類まで、たくさんの品揃えで皆様方をお待ちいたします。会期は例年通り、年をまたいで前期後期に分かれています。
【前期】’19年12月14日(土)~29日(日)但し、会期中の月曜日16日と23日は休み。【後期】’20年1月4日(土)~12日(日)会期中の月曜日6日は休み。開店時間はいずれも午後1時から7時まで。
今年も皆様のご愛顧を賜り、まことに有り難うございました。それでは皆様、どうぞ良いクリスマスと新年をお迎えください。
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