2009年10月24日土曜日
森貴義 個展始まる
本日24日、6年振りに開催の「森貴義(もり たかよし) 個展」初日が無事に幕を開けました。22日の午後、勤めのある森さんに代わって、奥さんのNさんに作品を搬入して貰い、そのまま二人で個展の準備を始めました。今回の個展は、出品点数が約270点で前回の約2分の1以下、しかも金曜日を含め丸2日間の準備期間も有り、余裕で「もの並べ」が終えられる筈でしたが、現実は目論見とは大違い。結局、終わったのは金曜日の午後11時を過ぎていました。それでも、1階から2階に上がる右手の大きな壁面に段ボールの小さな飾り棚を散らすと云うアイディアを、Nさんの協力で10個近く作る事が出来たのは大きな成果でした。この事だけでも、この個展は半分成功した様なものです。と云うのは、長年同じ会場で催事を続けていると、その催事に並ぶものが何であれ、実際に作品を並べてみると、「見え方」がみな似て来るのです。そんな訳で、催事の度毎に何がしかの工夫をし、それが上手くいった時の嬉しさは私にとって、ものを作る人のそれと同じだと申し上げても良いでしょう。さて今回、催事案内状の葉書の中で森さんの作る「ガラクトーイ」に対して、私が申し上げた苦言(悪口)『・・・仕事そのものが(厳しい言い方をすれば)惰性に化し、造形表現としてみれば新鮮な感じの無い、なんだか“つまらないもの”が多くなって来た・・云々』を森さんがどう受け止め、実際の表現の中でそれに具体的にどう応えてくれるのか、も私の大きな楽しみの一つです。(といっても、いじめるのが趣味ではありませんから、念の為。) 催事が始まる10日程前の電話では、苦しんでいるとの事でしたが、さて首尾や如何!
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