2009年7月23日木曜日

百子の花日記 1





細君の百子が、薮の様な庭にあれこれの花を作っているのは公然の秘密です。質の悪い花泥棒に悩まされ、ある時は25年も育てて来たクリスマスローズ(花そのものは50年生くらい。花を40本ほども付ける見事なものでした)を株ごと盗まれたり、貰ったばかりの黒のロウバイを盗られたりと、散々です。でも、めげずに育て続けた色とりどりの花を店にある様々な花入れに生けるのが、彼女の大きな楽しみなのです。これから折に触れ、その花々を皆様に御紹介いたします。以下、細君が書いたものをそのまま掲載いたします。

オーストラリアに住む娘・Iに見て貰うための花を生けます。

7月8日。 花の少ない夏に向かって庭木を剪定。残り花の紫陽花と白の縞が綺麗な暖竹、そしてインドハマユウのラッパ型の白い花で、梅雨の晴れ間の庭は気持ちの良いものでした。岩井窯・山本教行作 灰釉象嵌扁壺には、暖竹とインドハマユウ。同じく岩井窯の瑠璃釉面取り花入れには、紫陽花いろいろと木槿(ムクゲ)。
7月12日。前日の土曜日まで、店にある丹波・柴田雅章作 灰釉どら鉢に生けていた花を枯らしてしまうのが勿体なく、家に持ち帰って山本教行作 地釉角花入れに生けました。人参木の花穂が全体をメタリックにして面白く見えます。人参木は中国より渡来したもので、葉にとても良い香りがあります。 
7月20日。IとMの結婚記念日に。白の玉紫陽花は、7月1日の開店30年の記念として庭に植えました。いつきの小学校卒業記念樹のアメリカハナミズキは、カミキリムシの幼虫が幹に入って、10年前に枯れました。いつの日か、Sや生まれて来る孫の為に植えようと思います。山本教行作 地釉角花入れに、八重の桔梗、薮茗荷、玉紫陽花。

1 件のコメント:

itsy さんのコメント...

百ちゃんどうもありがとう。花日記100回目今から楽しみです。