本日11月15日は所用のため、お休みを頂戴します。また、催事開催中以外の土曜日と日曜日の閉店時間を当分の間、午後5時までといたします。現在、当店向かいの旧山口邸跡地でビル建設工事が進行中です。ほぼ同じ時期に長年利用して来た駐車場も閉鎖され、車で出かける日はコインパーキングを探して、店の周辺を二巡り三巡りもしなければ見つけられない状況が普通で、私どもが店に出掛ける手だてとしては電車通勤が主になりました。それに加えて、帰宅する際に最寄り駅から自宅近くまで利用しているコミュニティバス の終バスの時刻が早まり、平日が午後7時40分、土曜日曜は午後5時50分です。この終バスに乗ろうとすれば、土曜日曜は午後5時に店を閉めて、薬院発午後5時12分発の西鉄電車に乗らなければ、終バスに間に合わないのです。事情をお酌み取り頂き、私共の我儘をお許し下さい。
2024年11月15日金曜日
2024年11月7日木曜日
「第二回 川連 寿次郎の仕事 展」残り三日です
2024年11月4日月曜日
「川連 寿次郎の仕事 展」三日目が終了
三連休最終日の本日、遠くは出雲・鹿児島・京都などからお客様が来て下さいました。初日の雨の日と本日の二日に渡って、あまねや訪問歴35年の古い顔馴染みも15年ぶりで来てくれて久しぶりのお喋りを楽しみ、自家製の追焙煎珈琲を飲みながらの三時間があっという間に過ぎました。本当に楽しい1日でした。今回催事の会場の様子をお知らせいたします。皆さんどうぞお出掛け下さい。
2024年10月31日木曜日
第二回「川連 寿次郎の仕事 展」が始まります
昨日、秋田から3個口の荷物が到着。今日から開梱と「もの並べ」を始めて、いよいよ明後日11月2日から第二回「川連 寿次郎の仕事 展」が始まります。あいにく明後日は雨の予報です。皆様、どうぞ気をつけてお出掛け下さい。
2024年10月22日火曜日
「第二回 川連 寿次郎の仕事 展」のお知らせ
昨年の第一回展に引き続き、二回目になる秋田県湯沢市郊外の漆器の里、川連塗・寿次郎(かわつらぬり・じゅじろう)の漆器の仕事各種を皆様にご紹介する機会を頂いたことに感謝しています。紹介文にも書きました通り、ほぼ毎月と言って良いほど、日本各地で漆器紹介の催事を開催する様な忙しい日々の合間を縫って、こちらの希望する漆器類の準備・梱包・発送など、手間のかかる作業を、いわば一方的にお願いする訳で、こちらとしてはご期待に添う結果を残せる様に案内状を用意し、顧客の皆さん方にお送りする訳です。
しかしながら、漆器は現在全盛の感のあるInstagramの様な映像主体のメディアでは、特にその良さをわかって頂きにくい手の仕事です。素材を選び、手間を掛ければ掛けるほど一客辺りの相対的な単価が高くなります。その一方で、大手の量販店などで漆器まがいの品(プラスティック生地に漆塗り)に、信じられないほど安い値を付けて売ったりしている現状がある訳で、売り手の側も売りにくく催事にも品揃えにも消極的になり、使い手の眼に届きにくくなる、そんな状態が延々と続き、産地では跡継ぎもなく廃業する作り手が絶えません。しかし、絶望する事なく先に望みを託して仕事を続ける、そんな心強い工房が今展の主役・寿次郎工房です。どうぞ皆さん会場にお出かけの上、並んでいる品々を手に取ってご覧下さい。
2024年10月8日火曜日
2年半ぶりの岩美へ
10月6日の1日だけ、あまねや工藝店の臨時の休みを頂戴して、2年半ぶりの鳥取・岩井窯をお訪ねする小旅行を計画しました。一泊二日、全行程およそ1300㎞の弾丸旅行でした。薮庭流花教室課外授業もかねての事でしたから、昨年に引き続き、同行者三人の内二人のベテランドライバーに八割がたの行程の運転をお任せする事で実現した、まことに有難い旅行でした。朝4時半起床5時出発の予定が、例によって30分ほど順延、それでもめげずに一路鳥取を目指して、中国自動車経由で先ずは馴染みの、久世のカレー屋さんへ。そこで昼食といくつかの買い物をして、地道を走り4つ5つの山越えをして佐治経由鳥取・岩井窯到着が午後3時半を過ぎていました。
岩井窯では前日5日開催の「落語会」から引き続き、出張珈琲を出店中の広島 SeedのY君(彼も花教室生徒の一人です)も、夕方の「たくみ割烹」から合流する事になっていましたので挨拶の後、参考館で開催中の岩井窯所蔵の日本陶磁器のコレクションを拝見、堪能しました。丹波や弓野から肥前系の大皿の優品までが揃っていて見事です。さて、最後にY君の珈琲をご馳走になった後、皆で記念写真を撮る事になりました。
先ずは70歳以上80歳未満の4人で写真を撮りました。この歳になると、写真を撮るという事は、その写真が葬儀で使う遺影写真になるやも知れず、普通は居住まいを正して、ハイ良い御顔で、となるのですが、この大口を開けた百子さんの笑いは一体どうした事でしょう?皆笑っているところを見ると、山本教行さんが余程おかしな事でも言ったのでしょうか?忘れられない楽しい時間でした。
2024年9月22日日曜日
2024年9月19日木曜日
「川口いつき個展」作品紹介 その4
作品紹介その4は、絵画作品の下絵で In Gods' Country シリーズ3点以外の4点の下絵です。すでに予約済みのものも数点あります。
Create light in darknessVesen - Funding
紫陽花
Lime
2024年9月18日水曜日
2024年9月16日月曜日
「川口いつき個展」作品紹介 その2
作品紹介その2は、1で紹介しました3点の絵画作品の下絵です。手帳やメモ帳など、小さな紙片に描き留められたものです。山や雲の形、そして構図などはこの段階でほぼ決まります。ただ、細かい収まりを求めて、絵画作品には数回手を入れる事があります。”After the Rain”がそれで、細部が上手く納まる迄に3回手を入れています。
「川口いつき個展」作品紹介 その1
開催中の川口いつきの作品を紹介いたします。その1は個展に於けるメインの、山容をモチーフにした3点の作品です。
自宅滞在中、友人に会うため出掛けた別府行きのバスの車窓から見た由布岳を描いたもので ”In Gods' Country"シリーズの第1作。シリーズ第3作 "After the Rain" 「雨あがる」。たしかこの題名は、山本周五郎の短編にありましたね。雲をまとう宝満山の姿。2024年9月14日土曜日
2024年9月10日火曜日
" 川口いつき個展 " 作者の言葉
Itsuki Kawaguchi’s recent body of work, developed during a three-month residency in Japan, explores the subtle interplay of faith, nature, and the ordinary—a harmony deeply rooted in the Japanese landscape and its spiritual traditions. In these works, Kawaguchi captures the essence of Japan’s sacred environment, where the rhythms of everyday life are imbued with a quiet, unspoken reverence.
The work is an evocative meditation on the organic forces that shape both the land and the spirit. Volcanic mountains, ancient camphor trees, flowing river streams, and the melancholic song of Higurashi cicadas are rendered with a sensitivity to their symbolic weight. These natural elements become visual metaphors for the unseen yet ever-present kami, the divine spirits of Shinto belief.
Kawaguchi’s practice, influenced by daily walks towards an 800-meter-tall mountain cloaked in billowing clouds, channels the delicate tension between the ordinary and the sacred. Each walk became a contemplative act, bridging the space between the material world and the spiritual realm, an exploration of the equilibrium between transient moments and timeless tradition.
This collection embodies the spirit of the Japan that Kawaguchi calls home—one where the gentle rhythms of life and the deep, abiding presence of nature and faith converge, crafting a quiet yet profound narrative of place and belonging.
今回の一連の作品は、私・川口いつきの日本での三ヶ月に渡る滞在制作プロジェクトから生み出された。その間、私はここ日本で営まれる日常生活の中にある、信仰と自然の織り成す絶妙な調和を探し求めた。これを言葉に置きかえれば、日本の風景や精神文化に深く根付いた「伝統」と呼んで良いのかもしれない。'In Gods' Country'と名付けられた今回の作品は、日本における日々の暮らしの中に静かに息づく自然に対する畏敬の念を、日本の神聖な環境の中に見出し、それを絵画作品として表現したものである。
これらの作品群は、大地と心を形作る自然の力について、見る人に深い省察を促す。火を噴く山々・年経た楠の木・小川のせせらぎ・哀愁を感じさせるヒグラシの鳴き声。これもまた、私達のまわりに拡がる風景を表す単なる言葉ではなく、それ自身の持つ象徴的な意味を丁寧に表現したものなのだ。自然を構成するこれら一つ一つの言葉そのものが、目には見えずとも、常に身近に存在する神々 - 神道の”神” - を表す視覚的な比喩ともなっているのである。
大宰府に滞在中、私の日課となった往復7kmの散歩。雲がたなびく標高800mの宝満山に向かって歩くこの散歩は、私にとって、平凡な日常と神聖なものの間にある繊細な緊張関係を実感する手立てとなった。散歩は瞑想に似て、目に見える世界と見えない世界とをつなぐ架け橋のようなものだ。つまるところ、私の散歩は、一瞬で過ぎ去る現在と大昔から延々と続く伝統の中に存在する時間との調和均衡を探る、そんな旅を日々繰り返していたとも言えよう。
今回のコレクションは、私が”故郷”と呼ぶ日本の魂を表現している。穏やかに過ぎて行く日々の営みと、自然や信仰の中に同じ様に見出す事が出来る深く変わらぬ存在が、融けあい混じり合って、静謐でありながら心に響く、そんな場所とそこに帰属する人々の物語を紡ぎ出しているのである。
*「作者の言葉」の日本語訳について 原文の英語を日本語に翻訳する際、文意を損なわない程度に大幅な「意訳」をしています。
2024年9月3日火曜日
「川口いつき個展」のお知らせ
8月19日の投稿で、「むすめの絵」展として お知らせしておりました催事の再度のお知らせです。当初、案内状も作らずブログとインスタグラムだけのお知らせで開催の予定でしたが、出品点数は少なくとも娘の初個展でもあり、急遽、藤田孝介さんに撮影をお願いして、催事案内状200枚を作る事にしました。友人・知人を中心に案内するつもりですが、案内をご希望の方がございましたら、Eメールにて、 amaneya○(@マークに置換える)gmail.com までお知らせ下さい。
2024年8月19日月曜日
9月催事のお知らせ「むすめの絵」展
私どもの長女 いつき が、2001年にオーストラリアに渡って23年。日本で過ごした時間よりも、オーストラリアでの暮らしの方が長くなりました。シドニー郊外のロリエン・ノヴァーリス シュタイナー学校クラス12(高校三年生のクラス)に一年在学の後、「オーストラリア国立美術学校」に4年間在籍。卒業後、様々な経緯を経て、「絵を描く」事を仕事にすると思い定め、今年の6月初めに帰国して約3ヶ月の自宅滞在中にも、十数枚の絵を描き上げました。8月末の娘の帰国を前にして、最近作の山をモチーフにした三点のアクリル画と、それらの下絵(アイデアスケッチ)数点の、合わせて十点にも満たない小さな催事開催を思い立ちました。「個展」を名乗るには余りにも少ない作品数ですが、皆さんにご覧頂けますなら幸いです。
’24年9月14日(土)〜29日(日) 13時から19時まで (月曜定休)
2024年8月8日木曜日
2024年8月3日土曜日
2024年7月24日水曜日
「井上湧個展」何とか準備完了
明後日26日から始まる「井上湧個展」の準備が何とか整いました。正面のテーブルの上および手前の板の上、そして右側ののぞきに30点程の青竹細工の諸作が並びます。どうぞお楽しみに。明後日、準備出来次第Instagram上に投稿の予定です。
2024年7月19日金曜日
「井上湧 個展」まで1週間
五月連休明けに一つと五月下旬から六月の初旬に掛けてもう一つ、六月中旬から七月第一週に掛けて三つ目と、片付けともの並べに撤収・荷造り発送が続いて、まことに慌ただしい二ヶ月間でした。気がつくと、七月第四週の三日間 26・27・28日に行なう「井上湧個展」が目の前です。店に向かって左側ののぞきの中が、ようやく冬から夏に衣替え。そのタイミングで、店の中に22歳の竹細工職人 井上湧君の竹細工30点余りを並べる場所(隙間)を、どうにかして作らなければなりません。来週の金曜日が初日です。日曜日までの三日間の会期中は、作者はほぼ在廊との事です。皆さんどうぞお出掛け下さい。
2024年7月8日月曜日
「 井上 湧 青竹細工の仕事 展 」のお知らせ
7月26日から28日迄の三日間の予定で、長野県伊那谷在住の井上湧(イノウエワク)さん(22歳)の青竹を素材にした編組品の数々(約30点)を見ていただく会を催す事になりました。
昨年5月下旬に松本で行われた個展に、「薮庭流花教室・課外授業」の名目で、細君の百子が生徒さん方3人と会場訪問および周辺の上高地などを巡る短い旅をした際に、売り手として長い間仕事をしてきた立場の人間として、この先、井上さんが仕事を続けて行くに当たり、若干の注意を含めた短い手紙を細君に託したのです。
これが切っ掛けになったものか、今年4月半ばに、井上さんから三日間限定の小さな個展を当店で開催したいが実現可能かどうか、の連絡を頂いたのです。もちろん喜んでお引き受けしたい旨の返事をし、今回の小展が実現する事になりました。
三日間という催事の開催期間の短さは私にとっては初めての経験です。お蔭さまで、新しい試みの経験ができる事に感謝しています。会期中、井上さんは可能な限り在廊との事です。清新な印象の青竹による道具の数々と若い作り手に会いに、皆さんどうぞお出かけ下さい。