今月9日の「越後奥三面 第2部 ふるさとは消えたか」に引き続き、「グループ現代」制作のドキュメンタリー映画「帝国ホテル~失われたライトの遺産」上映会のご案内です。古い時期の制作なので、画像もなく文面だけの紹介になりますが、どうぞご参加下さい。
「帝国ホテル~失われたライトの遺産」上映会のご案内
フランク・ロイド・ライト(1869年~1959年)は、アメリカの生んだ20世紀最大の建築家の一人である。その生涯を飾る多くの作品の中でも、東京の帝国ホテルは、規模、質、空間構成に独特の長所があった。関東大震災と第二次世界大戦のどちらにも生き残ったこの建築は、年を経るに従って理解と賛辞を受けてきた。
帝国ホテルは、世界からの惜しむ声を後に、1967年、46年の短い生命を終え、大都市東京の中に消えた。内外の人々による運動にも関わらず、帝国ホテルは、姿を消してしまった。ロビー部分のみは、明治村に再建される予定ではあるが、その全体を見るには記録によるよりほかはない。それは単に過去を偲ぶためにではなく、ライトとその業績を本当に知るために、である。
この映画は、現代の都市と建築に関心を持つ全てを対象に、帝国ホテルと、そこに込められかつ現代建築に受け継がれた思想とを追究している。駆使された素材は、写真、スライド、図面、それにあるアメリカ人が撮影した16ミリフィルムを加え、立体的な表現を心掛けた。この機会にぜひご参加ください。
日時: 2月25日(火)19時~21時
上映作品: 「帝国ホテル~失われたライトの遺産」
(1968年/29分/DVD/グループ現代作品)
場所: あまねや工藝店2階スペース(定員20名)
福岡市中央区平尾1-12-2(薬院駅より徒歩8分)
会費:1000円 京都華頂大学の川島智生教授(専門は日本近代建築史)参加予定。
上映後、気軽にトークを行います。
連絡先: 川井田博幸(グループ現代)
Email hiroyukik@g-gendai.co.jp
℡090-5495-2580