2019年10月18日金曜日

第3回「 松形恭知作陶展」のご案内


’16年以来、3年ぶりになる松形恭知作陶展のご案内です。前回と大きく異なっているのは、原料の陶土が変わった事です。当然、これまで使ってきた釉薬との相性の見極めなど、大変な事が様々にあった筈ですが、それを感じさせない今展出品の美しい黒釉や海鼠釉の諸作をぜひともご覧頂きたくご案内申し上げます。
なお初日の11月2日には松形さんを囲んで懇親会も予定しています。造形されたものと重なるような穏やかな御人柄の、松形恭知(まつかたきみとも)さんと直接お話しいただける貴重な機会です。
ふるって御参加ください。当日の料理は、いつもの様に即興料理の名手 I シェフにお願いしています。参加費は1500円です。
ご予約は電話かEメールamaneya◎(◎はアットマーク)gmail.comまでお願いします。会期は11月2日(土)から17日(日)まで。会期中の月曜日は休みます。以下、案内状原稿です。

高校生の頃「走泥社」の八木一夫や鈴木治などの前衛陶芸に触れ、大学進学後は美術部で絵筆を取っていた松形恭知さんが、どの様にして工藝領域の表現に惹かれ、後年その世界で作り手を目指すようになったのか、詳しく伺ったことはありません。ただ、美術の世界の表現に比べて「実用(用途 )」の縛りがある工藝の仕事は自分にとって救いだった、という言葉を聞いたことはあります。穏やかで激することのない(様に見える)松形さんと陶器による表現は、よほど相性が良かったのか、その後、続々と実用世界の食器類を生み出しています。ここ一・二年ほど前から原料の陶土が変わり、釉薬との相性に腐心しているとの事ですが、写真をご覧いただいてもお分かりのように、今展でも変わらず美しい黒釉やなまこ釉の各種の仕事がご覧いただけます。どうぞお出かけの上ご覧下さい。



2019年10月16日水曜日

民映研「越後奥三面」上映会ご報告


10月12日の午後1時。福岡市中心部から歩いて10分ほどの処に位置する、「アイレフ」8階視聴覚室で、34年ぶりに民映研の記録映画「越後奥三面」(1984年制作)上映会を開催する事が出来ました。東京から二人のゲスト、民映研カメラマンの伊藤碩男(いとうみつお)氏とグループ現代プロデューサー川井田博幸(かわいだひろゆき)氏を迎えて、本編上映が2時間半。その後休憩を挟んで、川井田さんが聞き手になり、伊藤さんが越後奥三面に関わる興味ふかい話を中心に1時間ほど話をして下さいました。

右端が川井田さん、ネクタイ姿が伊藤さん

当日、受付を担当してくれた女性NさんYさんと井上夫妻そして私の五人を含めて、40人ほどの人が熱心に映画を見、話を聞いて下さいました。 前日、夕食をご一緒しながら伺ったお話を含め、伊藤さんの記憶は驚くほど正確で、その多様な記憶の引き出しの引き出し方次第では、まだまだ面白いお話を伺う事が出来そうです。来年もまた、という声もどこからか聞こえてきて、世話をした私どもも大満足のうちに終えた映画上映会でした。

2019年10月15日火曜日

第3回「喜びのたね命のかて展」
会期延長のお知らせ


好評につき、第3回「喜びのたね命のかて展」会期を10月20日(日)まで延長いたします。以上、取り急ぎお知らせまで。