この9月21日(土)から29日(日)まで、八女の町家「高橋宏家」に於いて「第3回十八番(おはこ)の会」を開催いたします。今回の参加者は、阿部真士(磁器)・mon sakata 坂田敏子(洋服)・七尾佳洋(陶器)・natsumichi 大木夏子、北澤道子(型染)の皆さんです。いつもの様に福島八幡の秋祭りにあわせての開催です。秋祭りは21日から23日迄で、祭りの間は天神バスセンターから会場近くの福島まで、直行バスが運行いたします。行きは、午前10時30分、11時30分と午後14時の3便。帰りは、15時、17時30分、20時の3便です。
片道1500円、往復は2000円。それぞれ、八女本舗500円の商品券付きで、利用は予約のみ。問い合わせ先は、九州高速バス(0120-489-939)です。福島八幡の「灯籠人形」公演の見物がてら、「十八番の会」会場へ是非お出掛け下さい。それから、会期中の夜間、不定期ですが、’97年に出西窯創業五十周年を記念して、あまねや工藝店・旧店舗近くの今泉会館を会場として、6回にわたって行なわれた出西窯創業メンバーの御一人・多々納弘光氏の講演会、出西窯と深い縁で結ばれていた「御師匠樣方(多々納氏言)」・河井寛次郎、浜田庄司、バーナード・リーチ、吉田障也、外村吉之介、村岡景夫、山本空外、柳宗悦の各氏について様々に語ったもの、を録画したDVD(1回が2時間程)を会場で御覧頂く予定です。以下、案内状の文章原稿です。
三回目になる「十八番の会」のご案内を申し上げます。今展に参加して下さる作り手の方々は、仕事を学び或いは始めて、それぞれ二十年から三十年のキャリアの持ち主で、各地の個展やグループ展を通じて、さかんに活動している方々ばかりです。ところで、複数の作り手の作品を同じ会場に並べる場合、難しいのは作品それぞれが喧嘩しない様な会場構成をし、個々の作品の納まる場所を見つける事です。ほとんどの個展の場合、単一素材の作品を使って、メリハリを利かせた会場構成をする事に腐心する訳ですが、これがなかなか難しいのです。一方、異なった素材の作品は、作品相互の相性に気をつけさえすれば、単一素材に比べて、生き生きした展示を作る可能性が高くなります。八女会場の「高橋宏家」に福岡会場の「あまねや工藝店」と、空間の大きさも雰囲気も異なる場所を使って、どう気持ちの良い展示空間を作るか、これが毎回の私の課題です。参加者のうち、北九州・祐工窯の阿部真士さんは、当店では初お目見え、mon sakata の坂田敏子さんは2009年春以来4年半ぶり、北海道・厚沢部町の七尾佳洋さんは同じく2009年秋以来4年ぶり、そしてnatsumichiの大木夏子・北澤道子の御二人は昨年春以来の登場です。ご期待下さい。(あ)
【八女会場】高橋宏家(八女市本町103 福島八幡隣)
【 会 期 】9月21日(土)~29日(日)AM10:00~PM6:00 会期中無休
◎会場には駐車場がありません。市役所か伝統工芸館の駐車場を
御利用下さい。