2011年1月29日土曜日

“新作展”本日無事に滑り出し






本日、小鹿田・新作展が無事に滑り出しました。時折、小雪も舞う寒い一日でしたが、遠い処では鹿児島から来て下さった方もあり、まずまずの滑り出しでした。有難うございました。

2011年1月28日金曜日

“小鹿田・坂本窯新作展”が始まります






明日1月29日から2月6日迄、あまねや工藝店に於いて“小鹿田・坂本窯新作展”が始まります。大雪の為、長崎での催事日程が変更になるトラブルはあったものの、昨年12月の第3週から始まった本年度の“新作展”も、ここ福岡で一区切りです。諸処の事情で、今年も12月の窯焚きの品物だけで3カ所の“新作展”をまかなうと云う、危ない綱渡りを強いられる事になりました。本年度の出品作は、可能性を感じさせる仕事がある一方で、まだまだ先が見えない物もあり道程は遥かです。“落ち穂拾い”に似て、先につながりそうな仕事を一つ一つ丁寧に拾いながら、「良い仕事とは何か?」を考え、探し続けていきたいと思います。新作の問題については、また稿を改めて書くつもりです。

2011年1月15日土曜日

小鹿田焼・坂本窯八女展が始まります






明日16日から23日まで、八女の朝日屋酒店を会場に小鹿田・坂本工窯新作展が始まります。その準備のため、今日15日昼過ぎに八女に出掛け、4時間ほど掛けて「ものならべ」をしました。もうすっかりお馴染みになった会場とはいいながら、そのたび事に上手くおさまる様に、なんらかの工夫が必要です。今回は総数で300点ほど。昨年春まで、鳥取・岩井窯に弟子入りしていた工さんの長男・坂本創君が工窯(たくみがま)に新しい戦力として加わり、窯の仕事を手伝い始めたのは心強い限りです。どうぞ皆さんお出掛け下さい。

2011年1月14日金曜日

荷物到着!



昨日の午後の事。1月5日に、バンガローの郵便局から送った荷物が無事に届きました。中には、娘からクリスマスプレゼントに貰ったVALORのスートーブが入っており、壊れずに届くかどうか心配していたものです。お隣の古道具「ささや」をやっているSさんによれば、この形式は少なくとも80年から100年近く前の物なのだそうです。
灯油を抜き分解して送ったストーブを再度組み立て、灯油を入れ直して、火をつけてみました。灯芯廻りの金属が変形している事も有り、
新品の灯芯でなく古いものをそのまま使う事にしました。上手く火がつき、ホッとしました。このストーブ「VALOR JUNIOR」と書いてあり、普通の大きさのストーブに比べると、中の芯やタンクの容量はほぼ半分、全体の大きさは通常の品の7割位で可愛らしいものです。

2011年1月7日金曜日

無事帰りました。






昨夜遅く、延べ11時間ほどの飛行機での移動を終えて、オーストラリアから無事に戻りました。滞在中、前半はほぼ毎日の雨。後半は、梅雨明け直後を思わせる厳しい日差しの毎日が続きました。しかし、帰国当日はやはり雨降りで、朝10時5分発の飛行機に乗るため、半月滞在したコテッジでじりじりと待つ事30分。約束の時間に遅れる事15分。朝8時に、ようやく娘が車で迎えに来てくれました。国際線搭乗の場合、諸手続きの為に2時間前には最寄りの空港に着いていなければなりません。バンガローからゴールドコースト国際空港までは約1時間の距離ですから、単純に計算すれば、朝7時の出発でぎりぎりです。ところが出発が8時ですから変だとお思いでしょう。

実はバンガローのあるニューサウスウェールズ州と、空港のあるクイーンズランド州の間に、1時間の「時差」があるのです。ですから8時にバンガローを発って、空港に着いてもやはり朝の8時という日本にいては理解出来にくい事になる訳で、これも広い国土の故でしょうか。さて、帰国前の二日間「一宿一飯」の恩義に報いるため、細君は畑の草取りと砂場の掃除を、私は娘がガレージセールで買った引き出し二つを利用した子供用キッチン完成のため、制作に没頭しました。
なんとか完成して、飲むビールの美味しい事。彼我の食べ物事情の比較の為に(と云うより、どちらも好きな)、その時に食したミンスパイとお気に入りのビールLittle Creatures、そして帰国直後の自宅での夜食、カップラーメンと第3のビールを見て頂きます。
この二つの写真、なんだかすごく象徴的にも見えてしまいます。
そして、帰国の途中機内で見た夕焼けがあまりにきれいだったので、それも皆さんへのお土産のつもりでご覧に入れます。

パーティーでの出来事




昨年12月27日の娘のパーティーでの出来事。1枚目は、家族の集合写真を撮るつもりで集まり、後ろのボードが倒れかかって来るのも知らずに笑っている私達。2枚目は、ボードが倒れかかりびっくりした直後の私達。3枚目、私たちの声にびっくりして隣の台所から顔を覗かせるエイドリアーナとトニーの二人。これも楽しい思い出です。

2011年1月4日火曜日

バンガローにて 10






ここバンガローに来てはや2週間。そろそろ、帰る準備をしなければなりません。昨日は、娘からクリスマスプレゼントに貰った小型のVALORのストーブを綺麗にして、荷物で送る準備をしました。ある程度の目処がついたところで、バンガローから16キロほど離れたBrunswick Riverの河口にあるBrunswick Headまで、皆で海水浴に行きました。バイロンベイの浜辺と違い、外海に直接面していないのでさほどの波もなく、したがって大波目当てのサーファーがいない事も安心で家族向きです。浜に出ると、休日なので家族づれで一杯です。日本の海水浴場とよく似た雰囲気の処ですが、いわゆる“海の家”が見当たらないのが日本と違うところでしょうか。昼食は、モーガンが手配してくれたジンジャービールにフィッシュ&チップスです。厳しい紫外線を避けるため、日焼け止めを塗って海に入りました。2時間ほど海を楽しんで帰りました。明日は郵便局から荷物を送り、明後日は帰国です。また、日本でお目にかかりましょう。

最後にお目にかけられなかった写真を少々。最初は娘の誕生日パーティーで細君が生けた花。2番目と3番目は我々が滞在したコテッジの外観と中庭。4番目はバンガローの三人娘。最後は我々家族からのご挨拶です。

2011年1月3日月曜日

バンガローにて 9






昨1月2日は、沙夜の3回目の誕生日。朝10時にモーガンの事務所に皆で集まり、沙夜の希望でダイアンが作ったピンクのバースデーケーキでお祝いしました。沙夜は、両親からプレゼントされたバレー用のチュチュとバレー靴で、ご近所のジンジャーと踊りを踊ってみせてくれました。午後4時頃からは、車で数分の所にあるPossum Creekのリサ(娘の住む家の大家さんであり、週に一度自宅の庭に備えられた様々な遊具で遊べる、東京・羽根木のプレイパークの小型版、或る種の幼稚園の様な事をやっている人)の牧場(100ヘクタール以上の広大なもの)に皆で行き、飼育されている牛の搾乳を見せてもらったり、細君と嫁のM子共同製作のDevonが釣り上げた魚(テイラーズという名)と種々の野菜を使った巻寿司に加え、リサの作ったディップやピザ2種の他リサのお母さんが作ったサーモンのコロッケまたビールやワインなどをたっぷり楽しんだ後、ジンジャーの母親ジョージアが作った特大のピンクケーキとリサの義母スージーが作ったチョコレートケーキで、再度お祝いしました。またまたのパーティーでした。

2011年1月1日土曜日

バンガローにて 8
年末の出来事






書ききれない事はたくさんありますが、写真でご紹介出来る事を少し。29日はダイアンの運転で、Tweed River Art Galleryに連れて行ってもらいました。バンガローから車で小一時間、小高い丘の上にある素敵なロケーションの処です。中に納められている作品は、もう一つでした。その後帰り着いて、バンガロー滞在中で娘夫婦の友人・スティーブンの37回目の誕生日の為に、トマトソース味のペンネのグラタンを作りました。パーティの後、数十年ぶりでデヴォンと卓球を楽しみました。翌30日は、車で一時間位の処にあるProtesters Fallsに皆で行きました。熱帯雨林の森の中にあり、国立公園で一帯はアボリジニの女性の聖域の一つなのだそうです。入り口から1キロ程の滑りやすい岩の多い川沿いの道を、息子や娘達に助けてもらいながら、なんとか滝壺までたどり着く事が出来ました。雨続きの天気だった所為で、水量が多く迫力がありました。昨日の年越しは、蕎麦の代わりにスパゲッティですませました。美味しかったですよ。

バンガローにて  7






皆様、明けましておめでとうございます。2011年の始まりをどのようにお迎えでしょうか?私どもがこのバンガローに来て、はや10日ほどが過ぎました。この間、娘や孫娘の誕生日を含めパーティーが目白押しで、私はいささか疲れ気味です。昨日は大晦日のパーティーという事で、娘の自宅のご近所や友人達あわせて30人程が、モーガンの事務所前の道路に机や椅子を持ち出し、そこに持ち寄りの料理やお酒を並べて楽しむ「ストリートパーティー」に、家族で参加しました。道端に持ち出したバーベキューグリルに骨付きの羊肉や野菜をのせて焼いたものや、娘夫婦の友人エイドリアーナが作ったパエーリャ、また氷を入れた大きなたらいにめいめい持ち寄ったビールやワイン・シャンペンなどが入れてあって、私はついつい飲み過ぎてしまい、最後は長椅子の上でくたばってしまいました。

ところで、ここバンガローに来てしばらく生活(自炊に近い生活なので)するうちに気が付いた(私どもの日常と違う)幾つかの事を、皆さんにお知らせしましょう。当然、ここバンガローが人口1300人の小さな地方の町である事、また周辺に様々な農産物を作っている農家がたくさん存在する事等を考慮に入れなければならないにしても、なんといっても圧倒的なのは(素材としての)食べ物の美味しさです。土曜日ごとに、町中でFarmers Marketが開かれている事は、すでにご報告しました。町にある小さなスーパーマーケットに置いている野菜や果物また卵やミルクそして肉類も殆どが地元の農産物であり、Organicである事(Local&Organic)もさほど特別な事でないように見えるほどです。それから、当然その事とも関係する訳ですが、ここバンガローの町には一軒も「コンビニ」がないのです。つまり、「コンビニ」という業態が、この町では成り立たないのでしょう。それから、様々なパーティーを通して見えてくるのは、かつて私たちのまわりにも存在していたご近所関係の親密さです。でなければ、昨日のストリートパーティーなど成立する筈がありません。そして、最後に特筆したいのは星空の美しさです。これまで私は、自宅のある太宰府でもけっこう星が見えるつもりでいましたが、ここで見る星空は格別で、ちょっとしたプラネタリウム並の星の数の多さです。さて昨日、ダイアンとデヴォンにバイロンベイまで連れて行ってもらった時、コーヒーの焙煎をやっているBUN COFFEEで、皆さんへのお土産のつもりでOrganicのココアと焙煎した豆を買いました。お楽しみに!