2015年6月25日木曜日

メキシコ皮張り椅子入荷のご案内

あわせて15脚ほどの入荷です

本日、15年振りに日本に入って来たメキシコの皮張り椅子が到着をいたしました。仕事は三種類。皮張り椅子の大と小、そしてスツールです。値段は、大が37000円、小が27000円、スツールが18000円(それぞれ税別)です。写真では大きさの目安が立ちにくいと存じますが、小の大きさでも大人が十分に腰をかけられる位の大きさです。八女の朝日屋酒店でも販売いたします。どうぞご覧下さい。

大きさがおわかり頂けるでしょうか
大きいサイズ、37000円(税別)
小さいサイズ、27000円(税別)
スツール、18000円(税別)

西川孝次の“再生ガラス”の仕事について


10回目をむかえた「西川孝次吹きガラス展」出品作のうち、今回特に目につくのは“再生ガラス”による諸作です。沖縄の吹きガラスの仕事が、第二次世界大戦戦後、駐留米軍の持ち込んだ大量のビール瓶やコーラ瓶を材料として始まった事は、今展案内状にも書いた通りです。それを個人の作り手で、自らの仕事の一つの柱として作り続けているのは、西川孝次さんくらいではないでしょうか。

日本国内で、この再生ガラスの仕事を難しくしている理由が幾つか考えられます。まずは流通の関係上、ビールやコーラを含む飲料類が、ほぼ9割がたアルミ缶やペットボトルなどに変わってしまっている事、つまるところは仕事の材料である廃瓶を調達するのが難しい事。数年前の事、今展出品作と同じ再生ガラスのタンブラーの試作品を西川さんに見せられた時、“もう少したくさん数を作ったらどうか”と云う私の勧めに対して、帰って来た答えは“出来ない”でしたから、その時は材料調達の目処が立たなかったのでしょう。

次に、通常の吹きガラスの仕事に比べ、廃瓶からラベルを取り除き、中を洗い砕くと云った手間(時間)が、余計にかかってしまう事。一般的に、(西川さんの様に)一人で作業する吹きガラスの仕事自体、焼物に比べると1ヶ1ヶの設定単価が安いぶん、数を作らなければならず、この手間が仕事の足を引っ張ってしまう事。(以下は西川さんから聞いた話です)廃瓶を元にしたガラスは、一般的な吹きガラスの材料用に用意された“カレット”に比べて融点が高めである事から、仕事中の材料の固化も早いため、手早い仕事が求められる事、等々。

今回出品作中、全体の10%程30点くらいの作が再生ガラスの作品です(申し上げるのを忘れていましたが、数年前からこの再生ガラスの仕事も三原の工房で作られています)。しかし残念な事に、どの作も良い出来でありながら地味な見え方が災いして、あまり売れない仕事でもあるらしいのです。使い手である皆様方に買っていただける事が、作り手にとっての励ましになる事を考えますと、皆様方に今展の“再生ガラス”の仕事を、まずは見て頂きたいと存じます。

2015年6月17日水曜日

「西川孝次吹きガラス • 福岡展」4日目

「西川孝次吹きガラス • 福岡展」4日目の様子です。今日は幸い天気にも恵まれ、遠く(長崎県壱岐市)からのお客様も来て下さいました。ノゾキと会場の花が変わりました。どうぞお出掛け下さい。

一階ノゾキの花各種
上の棚、リキュール瓶各種
中の棚、リーデル型ワイングラスです
冷凍庫で冷やしたグラスに注ぐビールの味は!!
下の棚、再生ガラス各種が並ぶ
二階の花も変わりました
窓辺の花二種
正面の棚、ウグイス大鉢
庭側の窓辺の花
踊り場の花
壁の掛花三種
タイ • ラフテーブルの上の花

2015年6月15日月曜日

第10回 西川孝次吹きガラス展 の様子

このところ、連日の片付けや準備で遅い日が続いた事もあって、ご報告出来なかった初日の様子を皆様方にお知らせします。

会場正面の様子
花が入るときれいです
手前の大テーブル
窓際にも花
同じく
フェイジョアの入る角花入
紫陽花各種の入るウグイス大鉢
再生ガラス、今展一の大作です
掛け花類も
ささやかに開かれた歓迎会
パーティー参加者、年配者と年長組
まじめな話をしている(様に見えます)

2015年6月13日土曜日

本日「西川孝次吹きガラス • 福岡展」初日

昨12日の事、“もの並べ”の日であるにも関わらず、当の西川孝次さんがなかなか姿を現しません。心配しました。結局、店に現れたのが午後4時過ぎ。それから車の荷を下ろし、開梱終了が5時を過ぎていました。ノゾキを並べた後、町に出て夕飯(西川さんの場合は、ビールから始まる)を終え、店に帰り着いたのが午後9時をすぎていました。それから、何とか頑張って“もの並べ”を終えたのが午後11時半過ぎ。くたびれました。再生ガラスの作品を含む130種、300点以上の見応えのある仕事ぞろいです。どうぞ、お出掛け下さい。

ノゾキの様子
同じく
窓側の様子
再生ガラスの作品
正面棚の様子、明日は変わっている筈です

2015年6月10日水曜日

京都 • せんきた「西川展」初日 その2

初日前日の事で書き忘れた事がありました。太宰府の“薮庭”からダンボール箱に入った、紫陽花を始めとする“季節の花”が届いたのです。何かガラス器に花をと思っていた矢先でしたから、いいタイミングでした。さて、初日当日の夕方から、人数はささやかに中身は豪勢な「西川展オープニングパーティー」が開かれました。K君蔵の様々な食器を使ったNode特製のメニューが次々に登場し、各種のお酒を友に京都の夕べは賑やかに楽しく暮れていったのでした。

西川作のデカンタに入ったワインで始まり
前菜から各種料理まで
すべてではありません
後からの参加者も含め総勢7人のパーティー
店内の花、私では上手く入りません
帰りに立ち寄った倉敷の路地
大原美術館蔵のモジリアニ
地元小学生の模写、いい出来です

京都 • せんきた「西川展」初日 その1

むかえて6日、「西川展」の初日です。当日10時30分過ぎ、カフェのスタッフから連絡が有り、すでに西川さんが “せんきた工藝店”に到着済みとの事。慌てて皆で店に向かい、到着後に聞くと、西川さんは近くの「金閣寺』を見に出掛けたとかで、姿が見えません。
しばらくすると帰って来て曰く、「金閣寺」のつもりで「銀閣寺」方面へ行ってしまった、とご本人。西川さんらしいです。
まずは、「西川展」の様子を見て頂きましょうか。

“せんきた”の前は賑やかな通りです
大きなガラス戸を入ると
左手に子どもの本が並ぶコーナー
奥にカフェNode
カフェに続く壁には三点の芹沢プリント
右手壁の奥から手前の棚の様子
新設された左手壁の棚の様子
全部で105種、総点数270点余
外から撮ると店舗の大きさが判ります