2013年5月31日金曜日

“+plus 展”+b・tan ぬぐいのご紹介

明日から始まる「山本教行+plus展」は、先日ご紹介したとおり、他領域の工藝品と併せて皆様に見て頂くべく計画されたものです。今回、特別展ではありますが、一昨年から夏限定で行なって来た“b・tanぬぐいプロジェクト”の作品16種類程を、会場に一緒に並べてみる事にしました。昨夏は、猛暑とオリンピック開催のため極端に人が少なく、したがって、皆様にbtanの新作を見て頂く機会を逸した様な気がします。クラフト館・岩井窯の品と並んだbtanプロジェクトの注染による諸作もどうぞ御楽しみ下さい。この後7月、btanは鹿児島”ぼちぼち”へ巡回いたします。また、7月19日にはNHKの「美の壷」で、btanが紹介される事になっています。どうぞ、御覧下さい。

今回、初めてJAMバックをご紹介

鳥取から荷物到着

今日、鳥取と丹波篠山から「山本教行+plus展」出品作品が12ヶ口(11+1)の荷物で到着しました。前回は、手伝いの人達のお蔭で、ずいぶん早い荷解きが出来ました。しかし今回は、私達夫婦だけとあって、昼頃から始めて夜の11時頃まで掛かり、のぞき一つに品物を並べただけで、後の作業は明日に持ち越しです。明日は、昼過ぎに山本さんが来福予定なので、テキパキと片付く筈です。出来上がったのぞきの写真を、一足先に皆さんにお目に掛けます。なお、オープニングパーティーは定員に達しました。有難うございました。

いつもと違う雰囲気を作りたくなって、土鍋をのぞきに並べました


2013年5月29日水曜日

第0回 山本教行+plus展のご案内


6月1日から始まる「山本教行+plus展」のご案内です。これ迄の山本教行個展は、偶数年の5月・福岡、9月・八女の順で、1年に2回開催して来ました。山本さんからの申し入れで、それを八女と福岡の隔年交互開催にしたい、との事。そこで、八女会場の「高橋宏家」の特性を生かした催事にしたいと考え、山本作品を中心に、他領域の工藝品を併せ並べて、“工藝品のある愉しい暮らし”をテーマにした催事にしようと思い立ち、今回の「山本教行+plus展」が誕生しました。そして今回、来年の八女会場・第1回のプレイベントとして、福岡でこの形を皆様に見て頂く事にしました。初めての試み満載の催事ゆえ、不備がありました時はどうぞご容赦下さい。以下、案内状の文章です。

 「山本教行 +plus 展」は、山本さんの時々の作品を柱にし、それに複数の領域の工藝品を併せて“工藝品のある愉しい暮らし”を提案する催事です。ヒントになったのは、私が出会った30年前の“山本教行家の暮らし振り”で、様々な領域の工藝品や美術品が混在しているにも関わらず、“気持ちの良い暮らし”がそこにありました。それを会場の、今回は「あまねや工藝店」で、来年の第1回展では「八女・高橋宏家」で、催事の形を借りて再現したいのです。この6月開催の催事は「特別展・クラフト館岩井窯のすべて」と銘打って、山本教行の個人作品の他、岩井窯工房作品(初出品)やヒメナ・ハルカの山本氏息女二人による布製品ブランド「HARUHIME」の財布やバッグ等を並べて見て頂きます。
今展は第0回のプレ・イベントなので、体験型イベントの「土鍋で炊くおいしいご飯」や、期間限定の「Cafe+plus(プラスカフェ)」また珈琲豆やタルト(焼菓子)、他に喫茶HANAのゴマカシやチョコトリュフの販売などを盛り込んで、賑やかに愉しくやりたいと思っています。皆様、どうぞお出掛け下さい。(あ)
 

● 「土鍋で炊くおいしいご飯」岩井窯の土鍋でご飯を炊く実演をいたします。炊きあがった御飯は皆様に試食して頂きます。実演は6月1日と2日いずれも12時からの2回、参加費無料。各日共10名まで。
● Cafe+(プラスカフェ)は、期間中随時開催。
● 1日の夕方から、山本作品に"料理処花"の料理を盛ってオープニングパーティーを開催します。参加費2000円(お土産付)、20名まで。
● 各イベントの参加申し込みはあまねや工藝店・092-526-0662 へ。
● 山本教行さんは1日・2日在廊の予定です。 

2013年5月28日火曜日

あった事会った人 その3

昨日、例年より10日程早く梅雨入りが発表されました。今日は弱い雨が降っています。好天が続きゴールデンウィークから始まった5月も、あと数日で終わり。4月・5月と催事が続いた為、いろんな事がありました。すでにご紹介した事以外の出来事を書いてみます。4月6日始まりの「西川展」初日の夜、来合わせた数人の人を誘って2階で、ささやかなオープニングパーティーをいたしました。予定にはないパーティーの為、お酒も肴も貧弱ではありましたが、愉しく過ごす事が出来ました。こんな時、西川孝次さんの声はひときわ大きくなります。ご機嫌な証拠です。4月の末から5月あたまに掛けての事は、それぞれ「愉しい休日」と「トウオガタマの匂う日」の中で書きました。

5月18日の夜、イギリス湖水地方に住む静子・ヒューズさんとスカイプで話しました。昨年末から今年初めに掛けての来日時にはお会い出来ませんでしたから、約2年ぶりの会話になります。主には、それぞれの近況報告ですが、お互い年齢相応に家の中が片付かない事や、昨年出版された夫君のE・ヒューズ氏の作品集に納めてある対談の日本語訳を、別冊として出版したい希望を持っている事、また日本と英国の社会保障制度の違いなどもあり、これから先の時間の経過の中で、どちらを終の住処にするか、決めかねている事などを、1時間近く話しました。不思議な魅力のある人で、愉しい時間でした。

後ろの青銅製の毘沙門天が、かつての芦屋鋳物師の仕事
中央に下がるのはHさんの仕事の一つ、愛の鐘だそうです

中に”愛”の一文字が鋳造されています
ちょっとオーストラリアを思わせる海岸からの風景

さて、 ラオス展終了直後の21日、変形して歩きにくくなった右足首診察のため粕谷新光園へ。ここは肢体不自由児施設で、整形外科の専門病院です。私自身も54年前の夏から半年間、手術・入院をしたところです。一時間程で診察が終わり、その後、病院から30分程の距離にある遠賀郡芦屋町の「芦屋・釜の里」へ。道中は薄紫色の小さな花を付けている栴檀(せんだん)の並木が続き、仄かな芳香も漂っていて、実に気持ちの良いドライブが出来ました。さて、「芦屋・釜の里」は、ここ数年当店のお客様としてお付き合いのある、現代の芦屋鋳物師(あしやいもじ)になるべく修行中のHさんがいる処です。待ち合わせ場所のチャンポン屋で昼食後、まずかつての芦屋鋳物師の仕事が見られると云う近くの高倉神社へ。大きな楠が立っていたりして、いかにも由緒のある神社に見えました。その後、私の希望で街中のスーパーに行き、地元の豆腐屋の豆腐や鐘ヶ崎で揚がった魚等を求めてから、「芦屋・釜の里」に向かいました。3000坪の敷地に数棟の木造家屋がコの字型に並び、そのコの字の奥に建つ一棟がHさんの職場である鋳造工房です。事務職員の他、先日独立されたばかりの先輩鋳物師・御一人、専門学芸員を入れても十人に満たない小さな職場ですが、人間関係も含め真に良い環境です。穏やかなHさんの、これからの10年近い仕事の無事な進み行きを、願わずにはいられませんでした。

2013年5月26日日曜日

“子どもの本や”展示即売会 二日目

“子どもの本や”展示即売会二日目の25日は、初日とうってかわって、あまねや工藝店常連のNさん家(ち)のトウコ5才を始め、子供達も来店。終始賑やかな一日になりました。お客の途絶えた夕刻も、井上さんとお互いの愛読書に出て来る主人公(例えば、E・ファージョン「ムギと王様」の中の一編“コネマラのろば”に出て来る劇場案内係のダニーの父ちゃんと、P・ピアス「ハヤ号セイ川をいく」の主人公デビッドの父親・バス運転手のモス氏それぞれが、描かれている父親としてのイメージが似かよっている事)の話などをして愉しく過ごし、私にとっても印象に残る愉しい一日になりました。

トウコ5才
トウコのお友達一家

2013年5月24日金曜日

「子どもの本や」展示会始まる

ラオス展が終わったばかりの今日24日から、5回目の「子どもの本や」展示即売会が始まりました。ここ数年、初日とは言っても1年目の時の人出に比べ、寂しい毎日です。本を読む楽しみは、人が生きていく上で欠かせないものだと思っています。会場に並べられた本の中で、あなたの一冊を探しに是非お出掛け下さい。

百子が書いた看板
のぞきに並ぶ絵本の数々
踊り場に並ぶ絵本
二階会場に並ぶ本の数々

2013年5月17日金曜日

百子の花日記 207

ラオスの会で花を入れました。

アブチロン、ホタルブクロ
コバノズイナ

2013年5月13日月曜日

ラオス展の人々

今回のラオス展に来合わせた人達のご紹介です。

若い人達と話す谷さん。
たまたま正面の3人は染織に携わる人達で、
話が弾んでいました。
ラオス展二日目の出張割烹に参加した人達。

第5回 ラオスH.P.E.展の作品紹介

今展出品のラオスH.P.E.作品を、少しご紹介いたします。

大判の糞掃衣(約10cm角)52500円
中版の糞掃衣(80cm×180cm)42000円
レンテン風呂敷 上12600円 下21000円
木綿のタオル類。大きさを比べる為半分に折りました。
一番大きなものが、大判タオル5750円。
次がタオル2100円。
下から三番目がタオル 小1890円。
細いものが糸の撚りをきつくしたボディータオル1890円。
二重のバスタオル10500円と布巾1050円。
バスタオルは半分に折り、布巾はそのまま。
二重布巾11種1050円。
大判タオル八種5750円。
レンテンエプロン21000円
レンテンエプロン状差し8400円。
よく見ると真ん中のポケットに刺繍が。


第5回ラオスH.P.E.展のお知らせ

先週の土曜日、谷由起子さんを迎えて、無事にラオス展が始まりました。開店と同時に入って来て下さったお客様が、悩まれた末にラックで染めた赤のワンピースを買って下さったのを皮切りに、一日中お客様が絶えず賑わいました。昼には、朝日屋酒店で糞掃衣(ふんぞうえ)の上着を買って下さった母娘のお客様が来店。下のパンツをご希望でしたが、その時点では売れしまって在庫がなく、送られて来る品を待って、と云う事に。その待望の荷物が、昨日と今日それぞれ二ヶ口で到着。一気に二階の会場が賑やかになりました。ご要望の多い生地の他、情けない数だった二重織の布巾や在庫ゼロのバスタオル、その他ボディータオルや大判タオル・タオルなど、クロタイ族の木綿の一連の仕事の他、レンテン族の豆敷が250枚程に大判の糞掃衣まで、充実した在庫のなかから選んで頂けます。どうぞお出掛け下さい。

催事の案内看板は朝日屋・高橋さんの手になるもの
一階のぞきの様子
二階へ続く階段の様子も変わりました
正面の一番下の棚に並巾のクロタイ族絹布類
窓際に充実のクロタイ族木綿の布類
床には広巾の絹布類手前の籠の中に豆敷。

2013年5月11日土曜日

第5回 ラオスH.P.E.の仕事展が始まります

今日11日から19日までの予定で、第5回ラオスH.P.E.の仕事展が当店で始まります。先日、催事を終えた朝日屋酒店に出向き、残った品物を引き取って来ました。DMに掲載された“絹と木綿の二重織肌掛け”を始め、高橋さんが沢山売って下さったので、品物がひどく少なくなった様な気がしていましたが、そこは布製品の良さで、広げればいくらでも大きくなりますから、並べてみると、店が一杯になりました。でも、御心配なく。明日、谷さんが東京から持って来て下さる一荷物に加えて、日曜日には追加の荷物、また更に月曜日には生地も追加で送られて来る予定になっています。お楽しみに。
谷さんは明日11日いっぱい、あまねや工藝店で皆様をお待ちしています。どうぞお出掛け下さい。

正面に洋服類
椅子に掛かっているのが絹のレンテンパンツ
窓際に木綿の手ぬぐいやレンテン風呂敷。
足下に二重折りの布巾類や豆敷。
床に沢山のポケットが着くエプロン。肩掛けなど。
壁に掛かるのが、絹の洋服類。