ここ数年、自宅と店とを問わず、使っている電化製品が次々に壊れて使えなくなっています。店で使っていたレジスター、ファックス、オーディオ用のアンプ、CDプレイヤー、電気掃除機、パソコン用プリンター、そして分野は違いますが風呂用ガス釜、洗浄機能付き便座などなど。なにより悔しいのは、好きで買って10年ほど使い、簡単な箇所の故障で、それらが使えなくなる事です。廃番になって8年の補修部品保有期間を過ぎると、それがどんなに簡単な箇所でも修理の受付を断られるのです。以前使っていたSanyoのラジオカセットが、電源用差し込み口の不具合で修理が必要になった時、相談窓口で相手をしてくれた担当の女性に無理を言って(保有期間8年経過を理由に、最初は断られました。でも考えてみれば、電源用の差し込み口などというものは、ある特定の機種にだけしか使わないものでもなんでもなく、色々な機種に広く使われているものの筈です。)今回限りという条件で、受け付けてもらえた事もあります。身の回りにあるもので長く使っている道具と云えば、20インチのタイヤを持つ折りたたみ式のRaleighの自転車で40年、同じくH印の小さなミキサーもほぼ40年、次が調理用のホットプレートの30年、壊れたファックスが22年というところでしょうか。オーディオ製品はさすがに長い寿命(というより、そのつど修理の受付をしてくれるもの多し)のものが多く、30年以上のものはざらです。
さて、自宅用の電気掃除機が壊れて長い時間が経ち、冬支度を急ぐ家人に、どうしても今日(!)紙パック式でない掃除機が必要である、と告げられ家電量販店へ探しに行きました。家人の付けた条件と予算で買えるものは半ば決まった様なもので、選択の余地はほとんどありません。売り場に行ってみると、そのほとんどが必然性のない意匠・形のものか、あるいは外国製のDという頭文字の会社が開発した掃除機(このオリジナルDの掃除機を私は嫌いなのです)に限りなく近い、しかしまったく同じではない意匠にしなければならず、結果として無惨に醜いもの、のどちらかしかありません。結局それらのうち、
比較的ひどくない意匠(選び方その1)で
大特価(その2)9980円の、D
まがいのもの(その3)を購入しました。以前書いたブログの中でも、家電や自動車を含む日本の工業製品の(意匠面の)節操のなさに触れた事がありますが、今日改めてそれを確認する事になりました。ヤレヤレ!