まだ暑さの残る9月21日から1週間、八女の朝日屋酒店に於いて「山本教行作陶展」を開催いたしました。朝日屋さんでやって頂く催事としては,昨年秋の「西川孝次吹きガラス展」以来2回目になります。本年5月の「山本展」終了後、その朝日屋の高橋さんと一緒に残った荷物を車に積んで、鳥取県東部の岩井町にある山本さんの工房までお返しに上がった事は、最初のブログでご報告した通りです。その折の、山本さんの暮らしぶりや工房のたたずまいに至るまでが、若い高橋さんに強い印象を残したらしく、喜んで引き受けて下さる事になりました。
初日前日の20日に、私の担当である物並べに朝日屋さんにお邪魔しました。会場がお酒屋さんでもあり酒器が少し多い事をのぞけば、いつもの個展と同じ食器類や土鍋類を含む百数十点が用意されていました。前回と違って、物を並べる棚を作る必要もなく意外に早く作業が終了。市内で食事をした後,明日のオープニングパーティに備え、早くやすみました。
21日の昼前に、鳥取から山本さん御一家と御弟子さんが到着。今夕のパーティに使う食材ならびに,コップ類から食器に至るまですごい量の荷物と一緒です。30年近く前、初めて伺った山本邸で私も経験済みの、山本夫人・房江さんの手になる美しく且つ美味しいお料理は極めて強い説得力を他人に対して持っています。
案の定パーティ開始が近づいた夕刻には、遠く熊本や宮崎などからもお客様がお見えになり、私どもを含め30人程の人が用意された御馳走と、繁枡のお酒数種併せて五升程を胃の腑に納めました。ちなみに食材はすべて,山本さんの工房のある岩井町の地元産の鮎・猪・鹿などを使ったお料理でした。
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