11月27日から唐津で始まる小鹿田・坂本工窯 新作シリーズ展の準備の為、26日の昼過ぎに「基幸庵」に参りました。鹿児島に続く2カ所目の会場で、お店から間近に唐津城を望む事が出来る絶好の場所です。お店が新しくなったオープン記念にとのお約束が、ちょうど1年繰り延べになったのですから、ここはひとつ頑張って私の担当である物並べをしなければなりません。そうこうする内に坂本工夫妻も到着。前日に鹿児島から到着した荷物の開梱作業を終え、もの並べを始めてしばらく経った頃、東京・駒場の日本民芸館から坂本工さんに連絡があり、2008年度の日本民芸館賞を坂本さん出品の「白釉無地睡蓮鉢」が受賞したとの事。そこに居あわせた皆で、思わず拍手をしてしまいました。作り手にとってハードルの高い「無地」をテーマに据えた張本人である私も、一緒にご褒美を頂戴出来た様な気持ちになりました。その夜、基幸庵のIさんお心尽くしのお料理、呼子から来た漁師さんが目の前で烏賊や鯖・鯵などを「活き造り」にしたものを、御馳走になりながら改めて祝杯をあげ、坂本工さんの民芸館賞受賞と唐津展の成功を祈りました。宿に帰ってからもビールを飲み続け、あちこちにメールや電話をして迷惑をかけ散らした挙げ句、ベッドに入ったのは午前2時を過ぎていました。やれやれ。
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