7月初めから8月半ばに掛けて、4回目になる“村松学(むらまつまなぶ)吹きガラス展”を福岡と八女で行います。新作を含め70種、約300点の展示です。福岡 • あまねや工藝店は7月5日(土)から20日(日)まで(会期中の月曜日7日と14日は休み)、八女 • 朝日屋酒店は7月26日(土)から8月15日(金)まで(会期中の日曜日7月27日は休み、8月3日と10日は午前9時から午後6時まで)です。お問い合わせはあまねや工藝店(092-526-0662)、朝日屋酒店(0943-23-0924)迄。
村松学と西川孝次。この二人の吹きガラスの作り手の作品を交互に、梅雨時から夏に掛けての約一月半程の時期を選び、福岡と八女の二カ所で見て頂く様になってから、早いもので四回目です。この二人、同じ広島県の東(福山市•村松)と西(三原市•西川)で仕事をしていますが、仕事ぶりや作行きはまことに対照的です。村松さんは、自宅から少し離れた処に工房を持ち、いったん窯に火を入れたら、ある数を吹き終えるまでは何日も火を落とさず、食事以外は工房に泊まり込みで仕事をし、たくさんの数を吹く事で見事にサイズの揃った端正な姿の作品を作ります。一方、西川さんは自宅に隣接した工房の窯に毎朝、火を入れて温度が上がるのを待って仕事を始め、吹き竿の先から生まれた様な姿の作品を決めた数だけ吹き終えると、火を落として風呂に入り、街に飲みに出たりして次の日に備える、と云った具合です。良い悪いでなく、この二人の暮らしぶりの違いがそのまま仕事に現れているのが、私には興味深いところです。今年は新作を含め、村松さんの諸作が並びます。どうぞお出掛けください。
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