2014年9月1日月曜日

「第1回山本教行+plus展」開催のお知らせ


今年も、八女•福島八幡宮の秋祭りが9月21日から23日までの予定で行なわれます。この祭りに合わせて、福島八幡の隣の町家•高橋宏家を拝借し開催して来た催事も5回を数え、この場所の特徴を生かした催事の形が、ようやく見えて来た様に思います。会場の「高橋宏家」は2014年現在、一般的な意味で、もちろん普通の都市(まち)の住居ではありません。ただ、会期中ここに並ぶ工藝品も含めて、この町家の心地よい具体的な空間体験を通して養われる身の内の“感覚”が、この先自分で何かを選び取る時の“物差し”になりうる、と云う意味に於いて、この場所そしてこの催事が大事なのだと思っています。

さて、今展は昨年6月に福岡•あまねや工藝店に於いて行なわれたプレイヴェント、「第0回 山本教行+plus 展」に続く「第1回山本教行+plus展」です。昨年と同じく、山本教行個人作品に加えて、岩井窯工房作品そして山本氏息女御二人の布製品ブランド“HARUHIME”の各種布製品と、今展ゲストの久留米•螢川町“COFFEE COUNTY”焙煎の珈琲、そして外村吉之介(とのむらきちのすけ)先生の「少年民藝館」、柚木沙弥郎氏や金城次郎氏等の作品集出版で有名な“用美社”の工藝 • 美術関係の書籍を見て頂く事になっています。なお、会期中様々な記念イヴェントも開催いたします。沢山の方のお申し込みをお待ち申し上げます。以下、催事の案内文です。

「山本教行+plus展」は、その時々の山本作品を柱に異なった領域の仕事を併せて、”工藝品のある愉しい暮らし”を皆さんに提案する催しです。今回の八女•高橋宏家では、昨年プレイヴェントと同じく、
山本教行作品•岩井窯工房作品とHARUHIMEの布製品に加えて、ゲストの久留米市蛍川町の珈琲焙煎所“COFFEE COUNTY”の珈琲と、染色家•柚木紗弥郎や陶芸家•金城次郎の作品集出版で知られる“用美社”の工芸•美術関係の書籍をご紹介します。
第1回展の記念イヴェントとして、●20日午後7時から、”料理処 花”経営の山本夫人房江さんによる山本作品を使った食事会。20人限定。2500円。●21日午後1時から、映像資料等も使いながら”美しい本について”と題し、用美社代表の岡田満(おかだみつる)さんのお話。20人まで。参加費無料。●20日から22日の3日間、plus cafe としてCOFFEE COUNTY 森崇顕(もりたかあき)さんの珈琲。有料。●福島八幡秋祭り期間中の21日から23日まで、天神バスセンターと八女福島間の直行バスがあります。お問い合わせは九州高速バス(0120-489-939)。
以上の記念イヴェントや催事についてのお問い合わせお申し込みは、あまねや工藝店• 092-526-0662か amaneya○gmail.comまで。
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2014年8月17日日曜日

あった事会った人 その7

7月の村松展の期間中、珍しい人たちが店を訪ねてくれました。まずは、17日の木曜日に信楽で焼物をやっているYさんの一家三人です。奥さんのM子さんは、かつて出雲の出西窯でロクロの仕事をしていた人で、私が出西窯を訪ねる時はいつも仕事を見せてもらったり、話したりしていました。一瞥以来、三年ぶりの再会です。ご亭主のYさんとは信楽の窯業学校の同級生だそうで、可愛いさかりのソウスケ君(二歳)が一緒でした。現在、Yさんは昼間地元の製陶所で賃仕事をし、夜間に自分の仕事をしているのだそうです。

一年間イギリスで勉強をして来たと云う事で、スリップウェアーの皿数枚にカップ類の幾つかを見せてもらいました。中の一枚、7寸に8寸位の長方形のスリップの皿は「使い易さの為、あえて手取りを軽くした」との事でしたが、その工夫が必ずしも上手くいっていない様に私には思えて、それをYさんに伝えました。実際の品を見て貰いながら私の感じた事(食器は何でも軽くすればそれで良い訳でなく、食器の見え方に対して必要な重さの“納まり”があると云う事)を説明すべく、翌日の小鹿田窯からの帰りに太宰府の自宅に寄ってもらう事にしました。翌日の午後3時頃から2時間程、お茶の時間を挟んで、我が家の食器棚の中の様々なカップ類や皿 • 鉢類など見て貰いましたが、35歳(当店と同い年!)だと云うYさんに何処まで伝わったかは分かりません。来春から、M子さんもYさんの仕事を手伝うのだそうで、良い仕事ができたら見せてもらう約束をして、Yさん達と別れました。
我が家の食器棚内部
村松展最終日の20日昼過ぎ、今春から関東にある「自由の森学園」高校に進学した15歳のNさんが訪ねてくれました。来合わせていた友人夫婦二人と私とで、彼女が持って来てくれたお土産(菓子)をつまみ珈琲を飲みながら、寮の事や新しく出来た友達の事、また学校の授業や先生方の様子、そして夏休みの終わりに計画している、学校の友人三人と一緒の東京•京都往復の“青春18切符”による旅行の計画等々、色々な話を聞かせてくれました。そんな話をするNさんの言葉の端々から学校生活の充実ぶりが伺えて、年上の友人(と云うと、ちょっと厚かましいでしょうか)の一人として、私も嬉しくなりました。
松形恭知作カップ三種
7月最後の日曜日27日の午後、今年11月に予定している八女と福岡での個展の打ち合わせを兼ねて、遠く宮崎の国富町から陶芸家の松形恭知さんが奥様と二人で太宰府の自宅を訪ねて下さいました。本来なら私が出向くべきところ、ご親切にも訪ねて来て下さったのです。少量の当店注文品に加えて、個展に出す予定の作品を大きめの段ボールで三箱も御持ち下さり、私どもが自宅で使っている食器や私の貧しいコレクション等もご覧頂きながら、夜8時頃まで話が弾みました。やはり、ここでも話の中心は物理的な物の大きさ•重さに対するその品の“納まり”について、で珈琲椀から様々な鉢類、茶碗に至るまで、我が家の蔵品を見たり触ったりして頂きながら、その日の昼間の席に連なっていたUさんやTさん共々楽しい時間を過ごしました。


2014年8月10日日曜日

百子の花日記 236 

ipadのfacebookに長く投稿していて、ブログを忘れた訳ではないけれど、簡単に使える機器の方へ走ってしまいがちです。パソコンは構えなければいけないし、ちょっと間違えたら壊してしまいそうな不安がつきまとうので使いにくいです。機器が変わるたびに、恐れがあります。店に見えたお客さんから「花のブログを見ていますよ」と云われると、再開しなくては、と思うこのごろです。それでも簡単なfacebookに行ってしまいます。以前のものですが、久しぶりの花入れの写真です。


コデマリ、ヒュウガミズキ、クチナシ

2014年7月6日日曜日

百子の花日記 235

村松さんの会で薮庭の花を入れました。

タカノハススキ、ヒロハウシノケグサ、ムクゲ(ピンク•ド•ライト)
イタドリ、ヒメヒマワリ、オレガノ、ニンジンボク、アジサイ
シロアジサイ
ニンジンボク、シモツケ、ヒメヒマワリ、ヒロハウシノケグサ
シュッコンコバンソウ、ヒマラヤツトケシア、ルリアガパンサス
メドーセージ

2014年7月5日土曜日

“ 第4回 村松学吹きガラス • 福岡展 "
初日のお知らせ

いよいよ、明日7月5日から4回目になる“村松学吹きガラス展”が始まります。午後から物並べをして午後7時頃には終了。約70種の作品が並びました。どうぞお出掛け下さい。

正面から窓側
正面から庭側
正面棚
庭側

2014年6月30日月曜日

第4回 村松学吹きガラス展のお知らせ


7月初めから8月半ばに掛けて、4回目になる“村松学(むらまつまなぶ)吹きガラス展”を福岡と八女で行います。新作を含め70種、約300点の展示です。福岡 • あまねや工藝店は7月5日(土)から20日(日)まで(会期中の月曜日7日と14日は休み)、八女 • 朝日屋酒店は7月26日(土)から8月15日(金)まで(会期中の日曜日7月27日は休み、8月3日と10日は午前9時から午後6時まで)です。お問い合わせはあまねや工藝店(092-526-0662)、朝日屋酒店(0943-23-0924)迄。

村松学と西川孝次。この二人の吹きガラスの作り手の作品を交互に、梅雨時から夏に掛けての約一月半程の時期を選び、福岡と八女の二カ所で見て頂く様になってから、早いもので四回目です。この二人、同じ広島県の東(福山市•村松)と西(三原市•西川)で仕事をしていますが、仕事ぶりや作行きはまことに対照的です。村松さんは、自宅から少し離れた処に工房を持ち、いったん窯に火を入れたら、ある数を吹き終えるまでは何日も火を落とさず、食事以外は工房に泊まり込みで仕事をし、たくさんの数を吹く事で見事にサイズの揃った端正な姿の作品を作ります。一方、西川さんは自宅に隣接した工房の窯に毎朝、火を入れて温度が上がるのを待って仕事を始め、吹き竿の先から生まれた様な姿の作品を決めた数だけ吹き終えると、火を落として風呂に入り、街に飲みに出たりして次の日に備える、と云った具合です。良い悪いでなく、この二人の暮らしぶりの違いがそのまま仕事に現れているのが、私には興味深いところです。今年は新作を含め、村松さんの諸作が並びます。どうぞお出掛けください。


2014年6月22日日曜日

大澤展のお客様あれこれ

奥に自作の染布スカート姿の大澤さん
オープニングパーティー代わりに居合わせた人達で乾杯
今回の大澤展には、普段ならお見えにならない様な御客様がたくさん来て下さいました。そのうちの幾人かをご紹介いたしましょう。
まずは、今展の手伝いをして下さった行橋市在住のKさんを始め、大澤さんの教え子の方々。三十代から六十代までと幅広く、大澤さんの長い教職員生活を物語っている様です。沖縄から一家四人で来て下さったA(苗字の読みが分からず仮に)さん、その御友人で大澤さんの助手を務めておられた太宰府市にお住まいのYさん、大澤展の少し前に京都から福岡に移って来たばかりだと仰っていたFさん、同じく福岡在住のTさん、新潟県の長岡から飛んで来て下さったTaさん。皆さんに話を伺うと、大澤さん二十代から六十代までの教え子と云う事になります。他に、女子美時代の同窓生だったMさん、Fさんなど。

面白かったのは、今回の大澤さんと同じ宿に泊まり合わせた方々の顔ぶれで、御一人は“奇跡のリンゴ”で有名な木村秋則さんの自然栽培をを九州に広める運動「九州一つの会」をやっているSさん(女性)。
そして、もう御一人は伝統工法で建てられた民家の耐震工法を新しく工夫、築100年前後の民家の空間の質を保ちつつ改修、保存を計る為のネットワークづくりを進めていると仰る大阪在住の建築事務所経営のTさん(男性)です。御二人とも、別々の日に宿の食堂で大澤さんと同席。話が弾んで、Sさんは一泊の予定を繰り延べて会場に来て下さったり、Tさんは一緒に泊まった元御同僚とタクシーで来て頂いたり、と云う具合でした。そして、さらに面白かったのは、当店のお客様NさんとSさんが大学時代の同窓生(偶然に同じ時間帯に来合わせて)である事が分かったり、旧知の建築士•京都在住のK君が結婚した相手の女性Uさんの元の勤め先が、かつてTさんが勤めておられた建築事務所(坂倉準三建築事務所)、つまり元同僚、である事が分かったりと、ここでも皆さんと何か不思議な御縁を感じました。