2012年4月14日土曜日

natsumichi展準備完了 !








4月14日が初日の「第1回 natsumichi展」の準備が終わりました。11日に作品が送られて来、撮影用として送って貰っていた物とあわせて3個、ゆっくりと準備を始めました。当店催事で比較的多い焼物を並べる時は、その形や色を手掛りにして、前後左右の上手い納まりを見つける事は比較的容易です。それに比べると、今回の型染め布は形の変化よりも色と模様の多様性に特徴があって、これまでの方法論が通用しない手強いものでした。出来る処から少しづつ始めながら展示空間を埋めて行き、最難関だった「山と雲」を納める場所が見つかって、あとは一気呵成でした。明日、natsumichiの御二人は夕方来店の予定です。明後日のお話し会も、人数に余裕があります。お申し込みをお待ちしています。

2012年4月8日日曜日

12年ぶりに始めた事






思い立って、先週の水曜日から店の表の板壁や中庭の木製格子そして2階ベランダの板壁までを、せっせと塗り直しています。前回2000年の作業時は、店の工事をやってくれた大工のHさんが組み上げてくれた丸太の足場のお蔭で、何とか最後まで無事にやり遂せたものの、はて今回はどうなるやら。計画では、昨年ベランダと奥の内庭の木格子の修理をやってくれた大工のKさんが、7mのハシゴと足場板を貸してくれる事になっていて、人の手がある時に2階を塗る予定なのです。ただ、前回の塗り直しで悔いが残るのは、取り扱いの容易さから材料に水性ペンキを使った事。塗って3年目位からあちこちの板壁の見え方がみっともなくなり、すぐにでも塗り替えたかったのですが、そのまま何と12年。さすがにここ数年、黒いはずの板壁が白茶気て来て、あまりにみっともないのと、自分自身からだを動かすのが億劫になって来た事を自覚させられる事が多々あり、「えいやッ!」と始めた訳です。

さて、くたびれましたが作業は順調に進み、“シャッターの塗り替え”まで来た処でつまずきました。買い置きの塗料の色、ペンキを塗る際の下地・赤さび色、がなんだか美しくないのです。前回、シャッターも板壁同様水性ペンキで塗り、その板壁の黒とシャッターの赤さび色の組み合わせが何とも言えず綺麗で、この建物は“福岡一”美しいと秘かに、(でも実は自信を持って)思い続けて来た根拠の一つが、このシャッターと板壁の色の組み合わせ(黒と赤さび色)なのです。1階と2階の板壁の色の違いが、写真で皆さんに御判り頂けるでしょうか?さて今日、店に行く前にホームセンターに寄って、塗料売り場を覗きましたが、思う様なものがありません。このままだと、natsumichi展開始までに1階の作業を終わらせるのは難しそうです。残念!

2012年4月4日水曜日

第1回 natsumichi 展のお知らせ
または第2回 河村典子ヴァイオリンひとり演奏会のお知らせ




来る4月14日から、染色家・大木夏子、北澤道子二人のユニットであるnatsumichi展が始まります。二人は共に三十代後半で、これまでに当店で個展をお願いして来た染色家の皆さんから、およそ二世代若い作り手です。出会いは、昨年6月後半から7月に掛けて行なわれた「国展・福岡展」会場で、natsumichiの御一人・大木夏子さんの型染め布の作品(今回のnatsumichi展DMで、背後に掛けられた布がそれです)を“発見”した事です。ただ、作者の名前を手元に控えておらず、当店のお客様の一人で女子美出身のKさんに、染め布の模様と印象をお伝えしたところ、「おそらく大木さんではないか」と、連絡先のnatsumichiのホームページ、http://www.natsumichi.com/、を教えて下さり、数度のメールのやり取りを経て開催が決まったものです。さて、個展には型染め布を加工した大小の手提げバッグやブックカバー、またガマ口や小物入れ、そしてタペストリー等がにぎにぎしく並ぶ予定です。初日の午後8時頃からオープニングパーティーを、翌15日・日曜日の12時からは昼食と三時のおやつをはさんで、natsumichiの御二人に「型染め布の仕事」についてお話を聞く予定です。詳細は、あまねや工藝店(092-526-0662)までお問い合わせ下さい。

さて、natsumichi 展初日の夕刻午後6時30分から、2回目の「河村典子ヴァイオリンひとり」の演奏会を当店2階でとり行ないます。(前日13日には、八女でも同じ演奏会を行ないます。お問い合わせは、朝日屋酒店0943-23-0924まで)昨年10月末の「鈴木照雄作陶展」の初日に開催された1回目に引き続き、J・S・バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ連続演奏会3回のうちの2回目で、ソナタ・パルティータともそれぞれ2番を聴いて頂く事になっています。2番のパルティータの終曲で、有名な“シャコンヌ”が奏されます。なお御申し込みはあまねや工藝店まで。演奏会は2000円、演奏会終了後の交流会参加費は1000円です。また、河村典子さんに付いては、2010年11月7日付の「あまねや通信」をご覧下さい。

2012年3月26日月曜日

Sの閉店





「中野知昭個展」最終日の昨日、開店前に博多港近くのマリンメッセで行なわれている「全日本陶磁器フェスタ」に行き、今年も出店している川連のSさんのブースに立ち寄り、御挨拶して来ました。Sさんによれば、現在川連の漆器製造を生業にしている人の7割くらいの人が跡を継ぐ人もなく、やがて廃業するとの事。深刻な話しです。数年前に、椀木地の最初から最後までを一つの産地で作る事が出来なくなって来ている、と云う話を聞いたばかりでしたから、この話が想像出来なくはなかったにしても、事態が進めば私達の眼の前から良質で比較的安価な漆の仕事が消えてしまう日が、やって来るのは確実です。鳴子で漆器工房を経営していた故・澤口滋さんが40年程前に書かれた小冊子の中で、漆の仕事を生業にしている人達が夫々の領域で直面している危機的な状況が、何か特定の原因に拠るものでなく、私達が選び取ってしまっている現在の「工業化社会の行き着く果て」であると指摘されているのが、今更ながら身に沁みて思い出されます。

ところで、ここ数年馴染みになった「洋食屋Sを閉めようと思う」と、オーナーシェフのS君から聞かされたのは、昨年11月の終わり頃の事だった様に記憶しています。材料を吟味して手間を掛けた料理を比較的安価な値段で提供するのだから競争相手はファミリーレストランだけ、と云うS君の当初の目論みは潰えた事になります。残念です。
さて諸手続きがようやく終わり、いよいよ昨日が「S」最後の営業日と聞かされて、私達夫婦も出掛けました。ビュッフェスタイルで、名物のクスクスやパテにパエッリャ等、いろいろな食べ物と飲物が用意されていました。午後4時から11時までの営業だったのですが、店を閉めて出掛けた7時30分頃は、店に入り切れない程の沢山の人で大賑わいでした。川連の状況もSの閉店も、「不況」の言葉だけでは説明し尽くせない“やりきれなさ”だけが残りました。

2012年3月18日日曜日

中野知昭個展始まる







暖かな春本番を思わせる昨17日、中野知昭さんの個展が無事に滑り出しました。120種程の漆器作品も何とか並べ終えて、夜のオープニングパーティーには飛び入り参加の広島のYさんを始め、八女のTさん夫妻も参加して下さり、夜遅くまで愉しい宴が続きました。壁には、まだ軸装の変更をしないままの外村先生の「無地極上」を初めて掛けて、中野さんの仕事の賛にいたしました。

2012年3月16日金曜日

百子の花日記 162



中野知昭さんの会で、花を入れました。

山本教行作 灰釉花入れ 豊後梅、紅梅、黒侘助

2012年3月12日月曜日

百子の花日記 161




今日の温度は4度、風が強く冷たい。夕方、庭に出ました。黒椿に蕾がたくさん付き過ぎています。椿が傷むのを避ける為に、堅い蕾をさばき終わって薮庭を散策していると、梅の後ろに赤い色が見えました。実生から大きくなった薮椿の初咲きでした。
初めての花は品があって美しい。咲くのを待ちに待っていたので、今日は嬉しい日になりました。