2019年5月17日金曜日

あまねや工藝店40周年記念文集
「くらしにあかりをともすしごと」出版のご案内


「福岡市中央区今泉2丁目5番12号」の地番に建つ古い木造二階建ての一階部分十坪程を、一年近い時間を掛けて自ら改装し、何とか開店にこぎ着けたのが1979年7月1日でした。振り返って考えれば、家賃を払いながら、一年近くに渡って「日曜大工」をやっていた様なものですから、他から見れば、なんとも呑気で馬鹿げて見えたに違いありません。しかし、私自身は至極大真面目で、それまでの30年近い人生の中で具体的な形のあるものを一つも作れなかった、そんな思いに背中を押されて懸命だったのです。
その後、地上げによって「福岡市中央区平尾1丁目12番2号」の現在地に移転するまで同地で11年あまりを過ごし、その年の10月1日に戦後すぐに建てられた木造二階建一棟を改装した店舗で仕事を再開。それからの30年余を家族や友人、そして何より「お客様」という大勢の方々のおかげで、何とか無事に過ごす事が出来たのです。

その「あまねや工藝店」は2019年7月1日に、開店以来40年目を迎えます。これを機に2008年5月以来、私が書き継いで来たブログ「あまねや通信」と、2015年4月から今年3月までの丸4年に渡って、福岡書芸院発行の冊子「たんえん」に連載した「忘れられないもの」から、それぞれ20篇程の文章を選びそれを柱に一冊の文集に編む、そんな大変な作業を廻りの若い友人達が引き受けてくれる事になりました。B5判で100頁、200部の予定です。中味は申し上げた私の文章以外に、文章中で取り上げた様々な品々の写真、そして(うまく納まれば)書き込みのある年譜、そしてそれぞれ長いお付き合いの6人の方々の寄稿文で構成されるものになる筈です。


具体的なご予約(先行予約)の方法についても、お詫びと共に一言申し上げておかなければなりません。まず、冊子本体が一冊3500円、出版予定がこの秋ですから消費税を10%で計算して350円。それに、ゆうちょ銀行の専用口座への振り込みが、口座をお持ちの方であれば月に一件まで無料、その後の振込は120円。口座をお持ちでなければ振込に150円掛かります。そして文集が出来上がった後、「あまねや工藝店」か八女の「朝日屋酒店」まで受け取りにお出でになるのであれば(もちろん)送料は発生しません。ただ郵送ご希望の方は215円を足して頂いて、総額が4065円(3500円+350円+215円)になります。お申し込みはメールの専用アドレス amaneyabook◎ (◎は@)gmail.comか、電話であまねや工藝店(092-526-0662)までご連絡下さい。よろしくお願いします。


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