2015年2月20日金曜日

「せんきた工藝店」開店まで

せんきた工藝店の入る公営住宅の模型、店は一番左の開口部
実際の公営住宅、左端の白いテント部分が店舗
店の入口、向かって右
2月18日(水曜日)に、京都市の北•千本北大路に3坪弱の小さな店、せんきた工藝店が開店しました。昨秋、旧知のK君から相談を持ちかけられて以来、約3ヶ月。経営の形や規模が二転三転したものの、なんとか無事に滑り出しました。17日の朝、現地に向かうバスの車窓から見る風景は、私には初めての京都で珍しく、名前だけは知っていた“龍谷大学”や父祖の地である“西陣”も、初めて目にしました。さて、40分程掛かって千本北大路に到着。昼食後、早速私担当の“もの並べ”を始めました。開梱してある小鹿田の品々を見ると、荷造りの時は充分である様に見えた量も、なんだかずいぶん少なく見えます。奥に向かって右側に作り付けられた足場板の棚と、設計作業用机を兼ねた展示台三つを店内に配し、あれこれ試行錯誤しながら、ものを並べて行きます。正面の小さな壁に掛けた、二種のインドの布と、その前に置いた机に掛けたラオス•レンテン族の風呂敷が効果的で、小さいなりの納まりを、なんとか作る事が出来ました。
店の右側、扉に張る案内状
右側の展示用棚と正面の壁
レンテン風呂敷の上の土瓶と筒湯呑
展示棚
初日の夜の店内、左端にモクレンが見える
翌日、開店時間前にもかかわらず、店には尼崎市から来て下さったH夫妻が待っていて下さいました。その後、H夫妻の御友達で大阪から来て下さったHiさん、福井県•鯖江から来てくれた塗師の中野さん夫婦や信楽から来た焼物の山田夫妻、宇治市から見えた古いお客様であるGさん等々、平日にも関わらず十人程の方々があちこちから駆けつけて下さいました。閉店後、店内でささやかな記念のパーティーを開催。K君夫妻を始め、社寺仏閣内に漆を塗る仕事のHaさん、現代美術家である夫人、さらに通り掛かりで近くにお住まいの方(後にHa夫人の知人である事が判明)総勢6人でしたが、あれこれ話に花が咲き、
11時頃まで楽しく過ごしました。その後K君の自宅に場所を移し、そこからの参加で、当店の古いお客様でK君夫妻の知り合いでもあるSさんを交え、午前2時頃まで様々な話で盛り上がり、ワイン4本日本酒2本を空にして、初日の夜は楽しく過ぎて行ったのでした。

店内のものを熱心に見るH夫妻
皆の集合写真
山田さん夫婦
Gさんと
オープニングパーティー
K君自宅の夜のテーブル

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