正月2日の今日、熊井邸で「年取り」と「正月茶会」をいたしました。友人 K 君が音頭をとって、津福の熊井邸の古い漆器(外箱に大正6年の銘あり)を活用するために、催されたものです。15人程の人が三々五々集まって、まず「年取り」の行事から始め、次に用意された七寸程の金蒔絵六段重にびっしり詰められたお節料理を順に頂きました。こちらで用意した黒豆・筑前煮・田作りの他は K 君夫婦自家製の、紅白なます・昆布巻き・出汁巻・クワイやユリネを炊いたもの等々、それに加えて彼らが搗いた杵つき餅を使った雑煮(これも約100年前の金銀蒔絵の輪島塗)まであり、まことに充実したメニューでした。
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