2011年12月13日火曜日

百子の花日記 141




和紙の原料として有名なのは、楮、三椏、雁皮です。その中で、披針形(ひしんけい)の葉が白っぽく縁取りされた様に見え、ラッパ型の花をつける雁皮を図鑑で見て、「欲しいな!」と思いました。
三年前の事、久留米の緑化センターで沖縄産の雁皮を見つけました。初めて見る苗木にドキドキしたのを覚えています。黄色の小さな花と思っていたのは、実は花びらでなく、退化した4枚のガクなのです。でも、ここでは私はそれを“花”と呼びますね。そのラッパ型の花と縦長の実が今年も付き始めました。本州の物は5月頃に花が咲きます。我家のは11月から12月で、今は青い実が5個ついています。沖縄産ですから、寒さが厳しくなると家の中に取り込みます。はじめ苗は1本と思っていたのですが、植え直してみると3本あり、うち1本は枯れてしまいました。移植は難しいのかもしれません。植物を植える時、3本一緒に植える事があります。それらはお互いに切磋琢磨して、成長が促されるのだそうです。2本の株はまだ小さいのですが、すこしづつ成長しています。雁皮は、1メートル位まで成長する樹なのだそうです。大事に育てたいと思います。

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