2011年7月22日金曜日
フィリピンの手仕事展が始まります
明日7月23日から8月28日まで、3回目になる「フィリピンの手仕事展」が始まります。2回目の1999年からだと、12年にもなるのですね!早いものです。でも実のところ、5年前の2006年に、倉敷民藝館の特設ギャラリーに於いて、“山本まつよ蒐集による フィリピンの手仕事展”と名付けて企画をし、遠くの友人達を含め、ずいぶん沢山の方々に見に来て頂いた事が有ります。私には忘れられない思い出です。それから数えても5年。比較的最近、私どものお客様になって頂いた若い方々にとっては初めての、まとめて見て頂くフィリピンの工藝品の数々です。お楽しみいただければ幸いです。
ただ、催事の期間が一月を超える長さですので、開店時間を12時から19時までに、そして日曜日は開けますが会期中の月曜日はお休み。更に、8月13日から15日のお盆休みを頂戴いたします。ご注意下さい。次に、チラシの案内文を掲載いたします。
季刊「子どもと本」の出版や“子どもの本のセミナー”を通して、子どもの本の質を40年近くの永きに渡って問い続けて来られた「子ども文庫の会」の山本まつよ氏は、戦後まもなく疎開先であった倉敷で、倉敷民藝館設立前後の外村吉之介氏(初代館長)と出会い、民藝の世界に眼を開かれます。その後、友人の招きで訪れたフィリピンのマニラで、彼地の手仕事の品々を目にして、それらを日本に招来。以後自ら設立した「ナヨン」を通じて、それらの品を日本に紹介して来られました。
当店で催事としてそれらの品々を並べ、初めて皆さんに見て頂いたのは1981年、あまねや工藝店開店から2年目の9月の事でした。
その時から、小さな会を幾度か繰り返した後、フィリピンの織布や籠類は、あまねや工藝店の店内になくてはならない品の一つになっています。そんな会の中でも、2006年の秋、ほぼ40年にわたって続けて来られた山本まつよ氏のフィリピン工藝収集品の中から大・小およそ300点程の品を選び、倉敷民藝館の特別展示室に並べて皆さんに見て頂いた展覧会は、企画をした私にとっても忘れられない思い出の一つになっています。それから5年。今回、新しく選び直したものも含め、改めてフィリピンの手仕事の数々を皆様方に見て頂く事を思い立ちました。残念ながら、これまでの催事の時の様に、山本さん御自身に直接フィリピンのお話を伺う事はかないませんが、2006年の倉敷民藝館に於ける催事の際に用意された、山本さんの挨拶文を代わりに皆様にお目にかけるつもりです。どうぞお出掛け下さい。
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