10月23日(土)より31日(日)まで、4回目になる「北の手仕事展」を開催します。実に、5年振りになります。1回目の’99年の開催時、山葡萄の籠を求めてお客様の行列が出来たのが、夢の様です。
今回も、その籠類を始め盛岡・蟻川工房のホームスパンのショールやマフラーを始め、光原社工房の漆器類、また裂織の仕事や、南部鉄器まで。代表的な、東北の手仕事が勢揃いします。23日午後7時からは、一品持ち寄りでオープニングパーティーを行います。どうぞお出掛け下さい。以下は、催事DMの案内文です。
ある年の秋、宮城県の鳴子で漆器工房を主宰しておられた澤口滋さんを、お訪ねした時の事。用が終わり、私がこれから秋田県の川連(かわつら)まで行くとお話ししたら、鬼首(おにこうべ)の峠を越えて、秋田県の秋篠町まで送って下さると云うのです。秋篠町には、高名な建築家・白井晟一(しらいせいいち)の若い頃の代表作の一つ「秋篠町役場」があるのです。職人さんの運転で越えた鬼首峠は、全山真っ赤に紅葉して、実に素晴らしい眺めでした。忘れられない思い出であると同時に、こんな素敵な人達が住んでいる東北地方を、私は大好きになりました。さて、この度「北の手仕事展」と題して、5年振りで東北地方の手仕事を多数見て頂く事になりました。出品は、ヤマブドウやアケビの籠類、裂織に南部鉄器、漆器、ホームスパンなど。催事開催にあたっては、今回も「盛岡・光原社」のお世話になりました。厚く御礼申し上げます。
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