七尾展が始まってまもなくの7日の昼前、はるばる出雲からお客様がお出でになりました。9月中旬の山陰旅行の際、出西窯で創業者のお一人Nさんに偶然お目にかかった事はすでにブログに書きました。その折、「其の内、また福岡を訪ねたい。」と仰ってはいたのですが、こんなに早く来て下さるとは思ってもいなかったので、驚きました。総勢4人の内、NさんとKさんの御二人が出西窯の創業者で81歳、Aさんは出西窯の近所にお住まいの70代、10年程前にも皆さんで来て下さった時のメンバーのお一人です。そして、運転手役のTさんが(おそらく)60代。この方は数年前、やはり出西からの訪問者の運転手役で、軽四輪を運転してはるばる出雲からお出でになり、私をびっくりさせた御仁です。車(今度は大きな車でした)で朝4時20分に出雲を出発し、10時30分には私の店へ。今回、Nさんに私の貧しい茶碗のコレクションをお目にかける約束をしておりましたので、朝出掛けてくる時に7個の椀を持参し、早速見て頂きました。持参した椀の内、一つは出西窯の引き刷毛目の原型の様な仕事でもあり、Nさん、Kさんともども感心して見ていらっしゃいました。この御二人、現役は退かれたものの、夫々お宅に焼物が出来る設備を整えて、今も焼物を楽しんでいらっしゃるのです。特にNさんは、今ご自分で茶碗をお作りになっているとかで、熱心にそれぞれの茶碗をカメラに納めていらっしゃいました。その後、お昼を御一緒したあと美術館に御案内し、宿で少し休んで頂いてから夕刻、店の2階で細君の手料理を、いささかのお酒と共に召し上がって頂きました。
愉快で楽しい一夜でした。また是非お出掛け下さい、皆さん。
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