2012年11月4日日曜日

第1回 平山元康作陶展のお知らせ


来る11月10日(土)から18日(日)まで、丹波篠山で焼物の仕事をしている平山元康さんの1回目になる個展を行います。初日の10日は、河村典子さんの「J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ」の3回目で、ひとまず最後になる演奏会も催されます。昨年同じ時期の鈴木照雄作陶展、今年4月のnatsumichi展、そして今回の平山元康作陶展と、それぞれ初日のオープニングパーティーの前に始め、終わってからそれぞれのパーティーという形で2回続けて来ました。演奏する場としては、けっして好条件ではないにも関わらず、人との出会い、そしてそこからつながる関係を大事にする河村典子さんに引き受けて頂き、なんとか続けて来る事が出来ました。また何かの折りに演奏して頂く事が出来れば、こんなに嬉しい事はありません。さて、平山さんの仕事はケレン味のない、清新な印象の食器を中心に、花入れ・水差しなど約300点が並びます。以下、案内状とオープニングパーティーおよび演奏会のお知らせです。

丹波・丹窓窯の市野茂良氏の元で修行し、面差しに未だ青年の面影を残す平山元康さん(1970年生まれ)の作品を、私が初めて見たのは2009年9月の事。大阪の梅田阪急で行なわれた「国画会・西の会」に出品された“飴・白釉掛分指描大皿”が載った冊子の中で、掛け分けられた飴釉・白釉の境に、勢いのある指描きの線が施された清新な印象の作品でした。同年11月、初めて丹波篠山の工房をお訪ねしました。登り窯と小さな細工場のある御自宅には、秋田・楢岡の大きな片口や福島のものと云う石工品、また母屋入口には東北・堤の大瓶も据えてあり、物が好きな人特有の“匂い”がして、私は平山さんに好意を持ちました。その場で、個展の約束をして3年。今回、撮影用に送られて来た品を見ると、これまで借りて来たもの(表現)を少しづつ自分の背から降ろし、自ら担うべきものを背負って確実に歩き始めた、そんな好印象を持ちました。皆様どうぞ御覧下さい。(あ)

*10・11日作者在廊。11日正午から弁当茶菓付きで、平山さんに丹波篠山での仕事や暮らしの話を聞きます。参加費1000円(20人まで。一部を震災復興支援に寄付)お申し込みはあまねや工藝店まで。

案内の葉書でお知らせしました様に、11月10日から「第1回平山元康作陶展」が始まります。初日10日の夕方、オープニングパーティーに先立ちまして、18時30分頃から3回目で最終回になります「河村典子J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ連続演奏会」を行ないます。今回、9日金曜日の夜は赤坂にございます「珈琲美々」で、12日は筑後地方の星野で、それぞれ演奏会が予定されています。「あまねや工藝店」では丸1年掛けて3回の演奏会を重ね、そこから更に人の関係の広がりが生まれ、様々な場所での演奏会につながって行く切っ掛けになったのは嬉しい事です。このつながりや広がりが、また更に大きく広い関係へと広がって行き、それがやがて私達一人々に掛け替えのない“何か”へと、また戻って行く事、これが仕事を含め、私の生きて行く上でのささやかな願いです。沢山の方のご参加をお待ちしています。さて、演奏会終了後、午後8時頃から「第1回平山元康作陶展」のオープニングパーティーを始めます。これまでと同じく一品持ち寄り、あるいは参加費1000円で御参加頂けます。店にならぶ作品の作り手本人と直接話をし、その人となりを知るチャンスです。翌11日の「お話し会」と併せての御参加をお待ち申し上げます。それぞれ20人まで。参加申し込みは、Eメール amaneya[at]gmail.com ([at]を@に置換)か電話092-526-0662であまねや工藝店・川口までお願いいたします。

ヴァイオリン演奏会参加費 2000円
(就学前のお子さんは参加費無料。但し、一階での参加になります)

オープニングパーティー参加費 一品持ち寄りか1000円

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