2012年11月15日木曜日

出張割烹”すなお”の門出

平山展三日目の12日。午後7時から、平山展真最中の2階で”出張割烹すなお”の料理会を開きました。数年前から”あまねや工藝店”に出入りする様になった直(すなお)君は、今年29歳の和食の料理人で、今は料理屋で働きながら“いつの日か”自分の店を持つべく計画中であり、その予行演習のつもりで今度の料理会が実現したのです。

さて、午後6時。食材と食器、そして備長炭にバーベキュー用のコンロ等を車に満載で、すなお君夫婦が到着しました。今夜の献立の柱は、炭で焼いた季節の野菜や魚です。作業場の二階ベランダにコンロを設えたり、野菜の準備が始まりました。今夜の客は、私達夫婦も含め6人。友人の“出張料理人”S君が元気な10年位前までは、作り手の個展(特に初めての時は)でこんな食事会をよくやったものです。今回は久し振りでもあり、食事会で使うテーブル作り(と言っても、一部を切り欠いた30cm高のX形の板の上に天板を乗せるだけのもの)から始めました。その上に、紺色の布を拡げて今夜の舞台が出来ました。食事会で使う食器は大半が我家の食器棚からで、初めて使う物あり久し振りに使う物もあって、私も楽しみです。東京から催事手伝いの為に帰省中の長男が、急遽お運びとして手伝いに入る事になりました。
台所で奮闘中
2階ベランダの設え
 すなお君夫婦の挨拶の後、まず人数分の献立(筆で書いたもの)を渡されました。最初の小鉢、小松菜と油揚げのお浸し、は鰹節と昆布でしっかり取った出汁が実に美味しく、写真を撮り忘れて飲み干してしまいました。以下、煎り銀杏・焼き野菜(蕪、椎茸)・ふぐの薄造り・大根と春菊の炊き合わせ・カマスの一夜干し・もずくの酢の物・へしこ・お新香・菜飯・鯛の潮汁・柿、ざっとこんな献立でした。私は、もずくの酢の物を写真に収めた直後、爆睡。友人達にみっともない寝姿(いびき付き)を見られてしまいました。またの開催を約して、幸せな一夜が暮れました。
御挨拶
奥に新米お運び
煎り銀杏
焼き野菜、実にうまい蕪でした
ふぐの薄造り
大根と春菊の炊き合わせ
かますの一夜干し
おまけのメニュー
もずくの酢の物
菜飯にお新香と鯛の潮汁
皆の楽しそうな顔

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